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インドネシアの鉄道について

 1週間掛けてジャワ島一周の汽車旅行をしたので、汽車旅行についてまとめてみようと思う。(鉄道のことをインドネシア語でkereta api 火の車と言うので日本語で汽車と書くが、実際に蒸気機関車が走っているわけではない)

 まず、切符の入手であるが、乗車日の1ヶ月前から販売される。駅の窓口で購入するのが一般的だが、旅行代理店でも購入できる。ただし手数料がかかる。今回の例では1乗車券あたりRp15,000(150円)かかった。駅で購入する際は、窓口にある申し込み用紙に記入して提出するだけだ。すべてインドネシア語だが、乗車区間、日程など簡単なことを書くだけなので難しくない。注文はオンラインで管理されており、オーバーブッキングなどの心配はあまり無いようだ。

 汽車は車両別にクラス分けがある。上からEksekutif、Bisinis、Ekonomiとなる。長距離列車はEksekutif、Bisinis(Ekonomiがあるかどうかは未確認)。近距離列車はEkonomiクラスだけだ。今回我々が乗ったのはすべてEksekutifだ。Eksekutifは日本の在来線の特急列車と同じようなレベルである。リクライニングシート、足置き、電源コンセント、車内TV、トイレが完備されている。ただし基本装備はそれなりに揃っているのだが、投石にあったのかひび割れている窓ガラス、汚いトイレ、動かない自動ドアなど整備状況は良いとは言えない。

Eksekutifの車両の様子
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ディーゼル機関車
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 料金は、Eksekutifの場合、例えばジャカルタからスマランまで距離は約450kmでRp375,000(3750円)。所要時間は6時間である。ちなみに飛行機はRp575,000(Mandaraの場合)で所要時間1時間。早割の格安だと汽車より安いチケットもある。

 食事は、昼食が料金に含まれている。飛行機のようにワゴンに載せて料理を配ってくれる。メニューが複数あることもあるが、ナシゴレン(焼き飯)定食が定番のようだ。飲食は追加注文も可能だ。食堂車で料理をしてくれる。子供用に辛くないナシゴレンを注文したらちゃんと出てきた。

昼食のナシゴレン。椅子にテーブルも付いている
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食堂車
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 線路は日本と同じ規格の狭軌である。ジャカルタ周辺を除いて電化はされておらず、長距離列車はすべてディーゼル機関車が引っ張る。線路の保守も甘いようで、横揺れが激しい区間が時々ある。まあ、身の危険を感じるほどではないが。
 汽車の事故は時々あり新聞やTVのニュースで流れている。脱線事故、正面衝突事故(単線区間が多いから)などを起こしているようだ。
 Eksekutifはあまり心配はないが、下等クラスになるとスリは日常茶飯事だそうで、治安は良くない。
照明が無くて昼間でも暗い車内にすし詰め状態なのだから、スリの仕事には恰好の条件が揃っている。
 また、車両によっては、出入り口のドアが手動で開閉できるものがある。妻がドアを開けて写真を撮っていたら、投石にあったそうだ。

 結論として、移動手段として考えれば、安全性、コストパフォーマンスから言って飛行機の方が無難だろう。しかし、汽車は眺めや飲食を楽しんで旅の雰囲気を味わいながら移動できるので、日程に余裕があれば旅の手段としてはおすすめだ。

ホームが低いので脚立を使う。
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バンドゥン駅のホーム
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Author:pahoehoe
ブログのタイトルpahoehoeとはハワイ語で滑らかな溶岩を指す。溶岩洞窟の調査で訪れたハワイ島で水飴のように流れる溶岩を見て衝撃を受けた。また、パホエホエという語呂が好きなのでハンドル名によく使用している。
本名:山西敏光
居住地:島根県松江市
出身地:広島県広島市
特技:ドジョウすくい
モットー:死ぬ気で遊べ!
家族:妻、子(二人)

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