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SRTトレーニング

  今日はUNDIP(ディポネゴロ大学の略語)の学生達とSRTトレーニングをしました。彼らとはインターネットを通じて知り合ったのですが、土曜日にSRTトレーニングをするのでよかったらどうですかと誘われていたのです。SRTとは何?と思う人も多いと思いますが、シングル・ロープ・テクニックのことで竪穴をロープ1本で昇降するためのテクニックです。すんません、今日の記事は完全にケイバーが対象です。
  朝9時にUNDIPに集合です。構内を歩いていた学生に集合場所まで案内してもらいます。集合場所はクラブの部室のようです。部室の前にはザックやラフト(結構しっかりしておりブラックタイガーの比ではない)が並んでおり、日本の探検部と同じ雰囲気です。案内された部室の中に一人学生が寝ていました。Ari君です。後から来たRoni君と3人で部室の前にあるクライミングボードで練習です。
  クライミングボードといってもボードのベニヤ板が腐りかけており、一部しかボードがありません。これでは単なる櫓です。さて、まずAri君が櫓に登ってロープをセットします。降りて来たらギヤを装着してトレーニング開始です。SRTギヤはPetzlを中心に、ほぼすべてケイビング用で揃えています。チェストハーネスだけはテープで代用していました。どこで買ったのか聞くと、ジャカルタで買ったそうです。ほほう、ジャカルタにはケイビング用品も入って来ているのですね。ただし、ギヤは個装ではなくクラブの団装のようです。まあ、この辺はちょっと前の日本の探検部でもそうでしたからね。
  SRTはAri君もRoni君も普通にこなしていました。どこで習ったのか聞くと、大学の先輩に教えてもらったそうですが、もともとはジョグジャカルタのケイビング協会で習ったようです。ほほう、ちゃんとした組織もあるのですね。
 僕も久々のSRTです(1年ぶり?)。2、3回上り下りをした後、暑くなってきたので、川にある橋に移動することにします。

準備をするAri
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部室の前にあるクライミングボード
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ラフト。ものは良さそう
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  橋は炎天下なのですが、風が強いのでけっこう涼しいです。鉄筋に板を敷いただけの古めかしい橋です。ロープをセットしますが、彼らはリビレイもちゃんと作っていました。僕がメインの支点を2カ所で降りようとすると、3点じゃないと危ないよと注意されました。どうも彼らはメインの支点は必ず3点で取る習慣のようです。おそらく、こちらの石灰岩は熱帯のもろいタイプで支点の信頼性が低いため、そう教育されているのでしょう。ほほう、インドネシア人らしからぬ注意深さですね。けっこうしっかりしてるのかも。雑談でも日本でどんな事故が起きているか尋ねてきたし。
  ノットの基本もちゃんと知っているようです。エイトノット、バタフライ、ラビットなど、ただし結び方は雑でしたが。しかし、僕がブーリンオンアバイトを使っていると、何それ?と聞いてきます。どうもこれは知らないようです。Yビレイに使いやすいよと教えてあげました。ああ、なんか日本の探検部の学生相手に会話してるのと同じ雰囲気になって来ましたよ。
  2本ロープをセットして練習していると、新たに2名やって来ました。この二人はSemarang Caver Associationのメンバーらしいです。Semarangにはケイビング関係の団体が、大学のクラブがいくつかと、社会人が中心の団体Semarang Caver Associationの大きく分けて二種類があるそうです。Associationk協会はインドネシア各地にあり、もっとも活発なのはYogyakartaのようです。社会人はほとんど各地域の協会に所属して活動しているようです。
  訓練が終わったあとは協会のBaseCampに寄ることになりました。彼らはクラブハウスのことをBaseCampと呼ぶようです。8畳くらいの部屋が二間あり、けっこう広くて立派です。装備ロッカーや写真などの資料が保管されておりちゃんとしたクラブハウスです。協会の人数は30人くらいらしいですが、こんな立派なクラブハウスがあるとは。。。なんだか日本の貧弱さが恥ずかしくなって来ます。まあ日本、とくに東京は地価が高いから単純な比較はできないとは思いますが。
  
  今日の活動は収穫大でした。Semarangにもアクティブなケイバーが予想以上にいることがわかり、次回のケイビング活動の計画が決まったら、誘ってくれることになりました。ラフトもあるし。ああ、Semarang とても危険な町かもしれない。日本に帰れなくなるかも。遊びの環境、特に仲間を集めることに関しては、技量を別にすれば日本以上にいいかも知れません。
  基本的にインドネシア人、遊び人が多いんでしょうね。いや、世界的に見たらインドネシア人は普通でしょう。逆に日本人に少なすぎると言った方がいいかも知れません。

UNDIPから車で15分くらいのところにある橋で練習再開。高さ15mくらい
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床は板張りで隙間が大きく物が落ちるのでマットを敷く
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Arul君、彼は地質学専攻らしい
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Base Camp
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右からHariyanto(UNDIP), Roni(UNDIP), Ali Fakhroni(MATEPALA), Ali Aqsho(UNDIP), Arul

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Author:pahoehoe
ブログのタイトルpahoehoeとはハワイ語で滑らかな溶岩を指す。溶岩洞窟の調査で訪れたハワイ島で水飴のように流れる溶岩を見て衝撃を受けた。また、パホエホエという語呂が好きなのでハンドル名によく使用している。
本名:山西敏光
居住地:島根県松江市
出身地:広島県広島市
特技:ドジョウすくい
モットー:死ぬ気で遊べ!
家族:妻、子(二人)

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