FC2ブログ

Flores Sea kayak trip インドネシア フロレス島シーカヤック旅行記8

 7月9日、7日目、朝になっても雨は止まない。昨夜は夜中にテントの修復を行いあまり熟睡ができなかったので、うだうだとテントの中で過ごす。しかし、朝7時頃に早くも子供達が3人やってきた。しょうがないので食事の用意をしながらおしゃべりをする。三人のうち二人はここの集落に住んでいるが、一人は歩いて30分くらい離れているところに住んでいるらしい。うーむ、わざわざ僕に会いに来てくれたのだろうか? 三人とも集落にある小学校に通っているようだ。宗教は二人はカトリック、一人はイスラム、三人とも親戚らしいが宗教は違うらしい。Floresの人はみんな親切だねと、こちらから話題を振ってみると、女の子が、親切だけど最近泥棒が増えて危ないよと教えてくれる。こんな田舎でも治安が悪化しているらしい。しかし、全く恥ずかしがることもなく、積極的に話をしてくる。こういう積極的なコミュニケーションが小さい子もちゃんとできるのがインドネシア人の長所の一つだなと改めて感じる。

 ご飯ができたので、子供達には悪いけど一人朝食を取る。子供達に聞いてみると、まだ朝食は取っていないらしい。10時頃だという。えらく遅いなあ。インドネシア人は食事の時間が適当なことが多いが、なんでだろう? お腹が空いでいる雰囲気なので、あまっている食料、インスタントのミーを分けてあげた。するとなんとそのまま袋から取り出し、粉末スープを麺にかけてボリボリと食べ始めた。うーむ、僕も正直、小さい頃はお腹が空いた時はインスタントラーメンをそのまま食べたこともあったなあと、昔を思い出した。

 朝食を食べ終わった頃から、雨が小降りになり、すぐにやんだ。しかし海は波が高く、ちょっと出艇は遠慮したい雰囲気。しょうがないので、子供達とおしゃべりを続けた。
 9時頃になると雨も上がって、子供達も僕とのおしゃべりに飽きたようで、バイバイと言って帰って行った。

01荒れる海
荒れる海

02荒れる海

03テン場
テン場。裏の林の向こうに集落がある

04テン場
テン場

05子供達
子供達

06荒れる海

子供達もいなくなって暇になったので、周辺の探検に出かけた。すると浜を西に500mくらい進むと、なんと宿泊施設を発見。バンガローもあり、ちょっとしたリゾート風だが、かなり質素な雰囲気。外人の宿泊客もいるようだ。こんなに天気が荒れるが分かっていればここに止まっても良かったかも。

07A リゾート
リゾートの看板「Eco Eden Flores」という名前

07リゾート
リゾートの写真。バラックにしか見えないけど、宿泊施設。

偵察中に海の状態を観察してみると、テン場の近くの浜は波が高いけど、それ以外はあまり波がないことがが分かった。出艇さえなんとかクリアできたらあとはなんとかなりそうな雰囲気。テントに集まってきた大人たちに聞いてみても、すぐにPulau Tuju belasになるので、島に囲まれた内側は波がなくて穏やかだとみんな言う。この浜も飽きたので出発することにした。

出発の準備をしていると村からどんどん人が集まってくる。こんな波に出て大丈夫なのかと心配そうに見守る住民たち。その中に、昨日のSyukur爺さんもやってきた。さっき探検途中に爺さんの家に寄ってビンタンも仕入れてきたのだ。
準備が出来たので出発することにする。波が高いので、弱くなった瞬間に合わせて出艇しようと波打ち際にカヤックに乗ったまま待機しようとしたら、村人はカヤックが砂浜に取られて前に進めないのだと勘違いしたのか、みんなで一斉に押し始めた。おいおい、波のタイミングを見ていたのに、止めてくれと頼んだ時はすでにタイミングが遅く、かなり前に出てしまった。しょうがない前進あるのみ。ブレークする波に負けないように必死にパドリングして前進する。おおデカい波が前から来た。頭から波をかぶりながら、波に負けないように前傾姿勢を保ちながらなんとか突破。すると浜の人たちがオーと歓声を上げて喜んでいる。パドルを上げてそれに答える。3回波を越えてやっと沖に出た。浜を振り返る余裕ができた。パドルを振ってみんなに挨拶。歓声が上がる。なんだかヒーローになった気分。ここまで声援を受けながら出艇したのは、生まれて初めての経験かも。ニンマリと笑顔が出る。
 しかしデッキを見ると、なんとポンプが無くなっているではないか。ああ、波に持って行かれたみたい。出発時にはコードで抑えるだけではなく、流されないようにコードを穴に通したりしたんだけど、ポンプだけ通し忘れたみたい。

08見送り住民
住民たち。ちょうど真ん中に立っている白髪の人がSyukur爺さん。

09記念撮影

さて、ポンプを失うという失敗もあったけど、無事に出艇も成功。沖に出ればウネリでたまに波がブレークするけど、まあ心配のない状況。のんびりPulau Tuju belasを目指す。

浜からPulau Tuju belas はすぐの距離だった。
島が帯状に並んでおり、その内側に入ると全く波がなくなる。静かな海。今日の目的地は17個ある島の中でPulau Tigaと呼ばれている島。きれいな白浜が売りの島で、観光客に人気だ。ただ無人島で宿泊施設もカフェも何もない。4年前に一度Floresにきた時にも寄った島で、白浜とサンゴが綺麗だったのが記憶にある。

さて、島に上陸して早速サンゴを楽しもうとひと泳ぎしてみる。
しかし、海が荒れていたためか海水が濁っており、透明度が低い。おまけにまだ曇り空で太陽光線が弱く、サンゴが映えない。ちょっと泳いでやめてしまった。
浜には何隻もボートが停泊しており、観光客がたくさん来ていた。その中でバーベキューを楽しんでいたグループから一緒に食べないかと声をかけられた。どうもJakartaやYogyakartaから来た若者で、現地で知り合ってボートを相乗りでチャーターしてやってきたようだ。その中にPeterという名前のオーストラリア人がいた。僕のカヤックについて質問が始まり、一通りに自己紹介をした後は彼の番、すでに60歳近く、仕事は防音室の内装工事、半分リタイアしており金が欲しいときだけ働くようだ。後は世界中を旅して回っているらしい。インドネシアは特に好きですでに20回くらい旅行している。Floresはお気に入りの島だそうだ。カヤックに乗っているのなら是非行ってみたらいいと教えられたのはSulawesi島の南東にあるButon島とMuna島の間にある狭い海峡。距離は300kmくらいで狭い海峡が続くらしい。サンゴも豊富でとても綺麗な海岸が続くらしい。Peterは昔ヨットでこの海峡を通過したことがあり、その時の体験したようだ。ヨットレースはオーストラリアのDarwinからインドネシアのAmbonまでで、レースが終わった後、Butonに寄ったらしい。こんどカヤックで是非行くことを勧めると言われた。なるほど、よし次の旅はここにしようとすでに僕も興味深々。

他にも観光客は結構来ていた。その中のあるグループの船長らしき人が、僕に向かって、今朝出発する時にポンプを落としただろうと言ってきた。どうも浜で見送りしていた人の一人らしい。僕の出発後ポンプが浜に打ち上げられたらしい。なんとも奇遇だ。

夕方Peterたちが帰ると島には誰もいなくなり、静かな夜を迎えた。昨日の雨とは違ってきわめて快適。ビンタンも買い出ししており、朝まで静かな夜を楽しんだ。

09A 最初の島
Pulau Tuju belasの島の一つ。Nusa Wire

10 17 island
Pulau Tuju Belas 17の島が横に綺麗にならんでいる。

11 島の浜
キャンプしたのは真ん中にある島。Pulau Tiga。これは外洋側の浜

12島の浜
Pulau Tigaの浜。これは内海側の浜。

14A島の浜

14島の浜

15A サンゴ
サンゴ

15 peter
Peterとその仲間たち。

16 peter

17 goodby peter
船で対岸の町Riungに戻るPeterたち

18 camp
誰もいなくなった島でのキャンプ

19 camp
椅子があったのが最高に快適だった。

20 camp

21camp.jpg

map_20161106171846ab0.jpg

本日の航行距離8km

スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

pahoehoe

Author:pahoehoe
ブログのタイトルpahoehoeとはハワイ語で滑らかな溶岩を指す。溶岩洞窟の調査で訪れたハワイ島で水飴のように流れる溶岩を見て衝撃を受けた。また、パホエホエという語呂が好きなのでハンドル名によく使用している。
本名:山西敏光
居住地:島根県松江市
出身地:広島県広島市
特技:ドジョウすくい
モットー:死ぬ気で遊べ!
家族:妻、子(二人)

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
FC2カウンター
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる