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Togean旅行その1

 ご無沙汰のブログです。8月は日本へ一時帰国してインドネシアに戻った10日後にレバラン休みが始まり、再び旅行に出かけるという非常に忙しい月だった。日本への一時帰国はいつものことなので、レバラン休みの旅行について書こうと思う。去年はFlores島縦断旅行で毎日の移動が子供たちに結構つらかったので、今年は滞在型の旅行を企画した。場所はSulawesi島(スラウェシ)のほぼ中央部にあるTogean諸島。Sulawesi島の北部のちょうどCの字型をした巨大な湾Tonomi湾の真ん中にある島だ。ここはきれいな珊瑚と透明度の高い海で有名な島で、特にシュノーケルには適しているらしい。Lonely Planetはインドネシアで最も美しい場所、五つのうちの一つと紹介している。ということで場所はすばらしいのだが、そこにいくまでのアプローチが困難なため、一般的な観光地にはなっていない。場所はすばらしい、アプローチは困難、観光客は少ない。おおっ、これは我が家にはぴったりではないか。でその結果は、素晴らしいの一言。インドネシアで一番楽しかった場所かもしれない(ほかの家族の感想はわかりせん)。詳しい旅行記は妻のブログを見ていただくとして、ここでは僕の印象に残ったことを書きましょう。

1.宿
 Togean諸島にはいくつかリゾートがあるが、有名なのはKadidiri島のBlack Marlin CottagesかKadidiri Paradise Resortのようだ。どこのリゾートも集落から離れているので、食事など生活はすべて宿ですることになる。宿選びは重要なのだ。Webサイト経由で問い合わせをしたら、Black Marlinの方がレスポンスが早かったし、例のTrip Advisorの評判もこちらの方が良さそうなので、ここに決めた。
 しかし、AmpanaからTogeanに渡るフェリーの船室で席を探そうとうろうろしていたら、いきなり若い女性から営業をかけられた。どうもKadidiri Paradiseのスタッフらしい。
「どちらに宿泊の予定ですか。もし決まっていないなら、Kadidiri Paradiseは部屋が空いているのでぜひお越し下さい」こんな田舎に予約なしで来る客なんている訳ないだろうと思いながら、
「Black Marlinの予約を取っているからいいです」と返事をした。そうしたら
「日本に住んでいたことのあるアメリカ人の友人と一緒に宿に向かっている途中で、彼は日本語もできるし、会って話をしてみませんか?」と誘ってくる。彼女は中華系なのだが、積極的に勧誘してくる。
「まあ、後で時間があれば」とその場は切り抜けて、席でくつろいでいると、すぐにそのアメリカ人がやってきた。どうも日本には20年くらい前に住んでいたことがあるみたいだが、しかし日本語は片言しか駄目みたいだ。名前はPedro。今は中国に住んでいるらしい。すでにBlack Marlinに予約を取っているんだと説明すると、とても残念そうな顔をする。
「おー、それは子供たちにとっての最悪の選択です。あそこは部屋は、狭いし、コンクリート製で、後ろはすぐ山で風通しが悪くてとても暑いです。ビーチも狭くて、ボートもたくさん停泊していてて、油で汚れているし、おまけに食事が最悪です。Kadidiri Paradiseはコテージは木製で、独立している、平地で風通しがよく、ビーチも広い、料理の美味しくて、スタッフも親切。すべての面で上です。絶対変えた方がよいです。デポジットとか入れてますか?えっ、何も払っていない。それはラッキーです。すぐに移りましょう。」
と中華系に負けずに強引に勧誘してくる。でも逆にちょっと不信になってきた。なんでこんなに熱心なんだ?
「オーナーもちょうどこのフェリーに乗り合わせています。直接話してみますか? とっても親切でいい人ですよ」
とさらに畳み掛けてくる。しかし僕もちょっと興味がわいてきたのでオーナーに会ってみることにした。オーナーは特等の個室にいた。会って話をしてみると、中華系特有の強引さがない。「みんなうちの方が良いとあなたに勧めているようですが、私の口からは何ともいえません。あなたの目でどちらが良いか実際に目で見て決めてください」と至極真っ当な意見だ。結局、いったんBlack Marlinにチェックインして、問題があれば移動を検討することになった。

 フェリーはTogeanの中心地Wakaiに着いた。Ampanaから4時間半かかった。ここから宿のボートでKadidiriに移動する。僕らはBlack Marlinのスピードボートに乗った。大型船外機が2個装備されており、すごいスピードで飛ばしていく。お客も10人くらい乗っていて賑やかだ。それに引き換えKadidiri Paradiseは小型のポンポン船だ。おまけにお客もほとんど乗っていない。なんだこっちの方がいいじゃないか。危うく騙されるところだった。と内心ほっとした。

 しかしKadidiri島に到着して、部屋に案内されてみると、西日が当たって風通しも悪くて暑い部屋、狭いのでエキストラベッドを入れると窮屈。おまけに長屋形式で部屋が隣と引っ付いている。どの部屋も似たような感じだ。うーむどうしよう。うちらの部屋はたまたま一番端だったので、塀のすぐ隣はKadidiri Paradise、塀の真ん中に通路があり、覗いてみたら簡単にお隣さんに出た。ちょっと見学してみるかと、歩き出したら、なんとすぐ向こうからPedroがこっちに向かってきているではないか。向こうもすぐに気がついて早速捕まってしまった。彼に連れられて、リゾートの中をいろいろ案内されてみるとこちらの方が広々しており、部屋も木製で独立しており、風通しも良くて快適である。ビーチも広くて、ボートもいない。なんだ全部話の通りじゃないか。すっかり気に入ってしまった。問題はBlack Marlinのキャンセルである。さっそく戻って交渉してみた。
「部屋が狭くて、暑い、うちは子供がいるのでこれではつらい。隣に移りたいのでキャンセルしたいけど、キャンセルフィーは必要ですか」と聞いたところ。スタッフは「行きのボート代だけ払ってもらえれば大丈夫です。キャンセルフィーはいりません。何なら荷物を運ぶお手伝いをしましょうか」と驚くような親切ぶり。さっそく手伝ってもらいながら引っ越しをした。移り終わった後、多少のお礼をしようとチップをあげようとすると、いいですよと拒む。いくら渡そうとしても受け取ろうとしない。結局、受け取らないまま戻っていった。なんと親切なスタッフなんだろう。きっとBlack Marlinもサービスはいい宿に違いない。とちょっと後悔しながらも移ってしまった。
(つづく)

AmpanaからTogeanに渡るフェリー
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明らかに定員オーバーと思われる。そういえばよくニュースにこれが原因で沈没した例が出ている
DSCN0177.jpg

甲板の様子。欧米系のバックパッカー風旅行者が多い
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Kadidiri Paradise のボート
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こちらはBlack Marlinのボート
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速さに感動
DSCN0222.jpg
 
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pahoehoe

Author:pahoehoe
ブログのタイトルpahoehoeとはハワイ語で滑らかな溶岩を指す。溶岩洞窟の調査で訪れたハワイ島で水飴のように流れる溶岩を見て衝撃を受けた。また、パホエホエという語呂が好きなのでハンドル名によく使用している。
本名:山西敏光
居住地:島根県松江市
出身地:広島県広島市
特技:ドジョウすくい
モットー:死ぬ気で遊べ!
家族:妻、子(二人)

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