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Yogyakartaのカルスト会議

 すっかり更新がご無沙汰になってしまったブログだが、年末に一時帰国していた家族も無事戻ってきてやっと通常の生活に戻った。
 家族は1月6日に戻ってきたが、次の日1月7日からYogyakartaで開催されたアジアカルスト会議(正式名:Asian Trans-Disciplinary Karst Conference 2011)に参加してきた。妻も家族も一緒の参加である。日本からも洞窟仲間が5名(+子供2名)もやってきたので、久しぶりの日本人と一緒の活動になった。
 今回の会議は日本・韓国・中国・マレーシア・インドネシアなどの各国の学会やケイビング協会の代表が相談して東アジア・東南アジアの各国が参加するカルスト会議を開き、アジア地域のカルスト・洞窟情報の共有化、関係者の交流を図ろうということになり、第1回大会がインドネシアで開かれたものだ。会議の内容は口頭発表とポスターセッションが二日間、その後、巡検が二日間で、会場はYogyakartaのGajah Madah大学地理学部の校舎だった。参加者は東アジア、東南アジアからが中心で、他は欧州から数人が参加していた。ほとんどがカルスト関係の研究者でケイバーはほとんどおらず、それも韓国・日本に偏っていたようだ。まあ大会スタッフのインドネシア人にはケイバーも多数いたようだが。
 発表はサイエンス関係がほとんどで、洞窟探検はほとんどなかったので、あまり興味は沸かなかった。僕が唯一興味を持ったのはドイツ人ケイバー、Michaelミハエルによる東南アジア全域の洞窟概要の発表くらいだ。彼はマレーシア在住のでイギリス人ケイバー、Lizリズと共同で東南アジアの洞窟調査資料をたくさん販売していたので、僕は3冊ほど購入した。東南アジア全域を網羅した英語の資料はかなり貴重だ。ミハエルは日本隊のフィリピンの報告書を以前読んだことがあるらしいが、日本語が読めず悲しい思いをしたそうだ。うーむ、やはり報告書は英語版も絶対必要だ。僕が以前に参加した中国遠征でも苦労して英語版を出したが、多分、読みたいと思っている人は外人の方が多いんだろうなあ。ところで、ミハエルに、あなたは東南アジアをたくさん調査しているみたいだけど、どこが今後の探検のポテンシャルが高いのかと聞いたところ、彼曰くミャンマーだということ。今まで、外国隊は調査に入るのが困難だったが、旅行会社を通じて調査隊が許可されるようになって来たらしい。現に来週からイギリス・ドイツなどの合同欧州隊がミャンマー入りして調査をするそうだ。規模が大きな石灰岩帯があり、大洞窟の可能性が高いそうだ。未調査の穴がいくらでもあるらしいので、行けたら本当に楽しいだろうなあぁぁぁ。
 嗚呼、本気で行きたくなるのであまり考えないようにしておこう。他に有望なのは東チモールとサラワクのサバらしい。ベトナム・カンボジアもまだまだ可能性があるらしいし、うーむ東南アジアは洞窟探検の宝庫だな。中国と合わせて、これからの有望地域は東南アジアだ。しかし、これじゃあ、まるでこれからはアジアの新興国市場だ!と叫ぶどこかの社長と同じだなあ。。。
(続く)

口頭発表の様子
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Michaelの発表風景
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発表会場にあった謎の地球儀。大陸の形が変だ。
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昼食の様子
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夜に韓国隊と対決、いや親睦会。
ビールしかなかったので、助かった。インドネシアでよかった。
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日本隊で夕食 Ayam goren Seharti
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pahoehoe

Author:pahoehoe
ブログのタイトルpahoehoeとはハワイ語で滑らかな溶岩を指す。溶岩洞窟の調査で訪れたハワイ島で水飴のように流れる溶岩を見て衝撃を受けた。また、パホエホエという語呂が好きなのでハンドル名によく使用している。
本名:山西敏光
居住地:島根県松江市
出身地:広島県広島市
特技:ドジョウすくい
モットー:死ぬ気で遊べ!
家族:妻、子(二人)

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