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Komodo島ツアーその4

 3日目。海で過ごすのは今日が最後である。いつものように朝6時に起床して出航した。
 次の目的地はBidadari島である。かなりLabhan Bajoに近づいてきたようだ。昨日の晩から携帯の電波が良く入るようになり、クルー達も暇さえあれば電話をしている。娯楽設備も何もないので、電話が楽しみなのだろう。ここで気になったのは彼らの言葉。ツアーに参加したときから気が付いていたのだが、クルー同士の会話もインドネシア語なのだ。僕が住んでいるSemarangはJawa島のど真ん中、ジャワ文化圏の中心にあることもあり、住民はみんな普段の会話には地元の言葉ジャワ語を使うのだ。会社でも、ローカルスタッフ同士で話す時はいつもジャワ語である。ミーティングやかしこまった時だけインドネシア語を使うのだ。そんな風景に慣れていたので、クルーの会話はちょっと不思議だった。Beniに尋ねてみると、Flores島は言葉が細かく分かれており、7つの県があるが、それぞれ言葉が違うらしい。クルーはLabuhan Bajoに住んでいるが、出身はそれぞれ別なので共通の言葉はインドネシア語になるらしい。地方語は田舎に帰った時だけ使い、街での生活はいつもインドネシア語が普通だそうだ。そういえば、BaliでもLombokでもローカル同士の会話が、インドネシア語のことも多い。結局、やはり少数民族の言葉は生き残るのが難しいということか。ジャワ語は最大民族言語だから、当分は存続するだろう。しかし、書き言葉としての地位は、かなり前にインドネシア語に奪われてしまったそうだ。今の若い世代はジャワ語での読み書きは出来ないらしい。

 話が飛んだがBidadari島に着いので、さっそく泳いだ。ここは流れもなく、息子も安心して泳ぐことが出来る。今回のツアーでは、ここが一番シュノーケリングをを楽しむことが出来た。2時間くらい泳いだあと最後の経由地に向けて出航した。

毎朝Beniが紅茶を用意してくれる
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Bidadari島の浜辺
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魚たち
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 次の目的地はBajo島。Labuhan Bajoのすぐ沖にある島だ。ここは町に近いので、水質もあまりよくなく、泳いでもあまり楽しくない。浜辺で遊ぼうと思ったら、息子がウンコがしたいと言い出した。しょうがないので浜辺の隅っこに連れて行ったが、なかなか出ないようだ。実はこのツアーに参加して以来、大きい方の用は足していないのだ。たぶん便秘で硬くなって出ないのだろう。しばらく踏ん張ったが、いきむとお尻が痛いらしい。途中から痛みに耐えかねて泣き出した。あんまり大きな声で泣くもんだから、Beniが心配になって船からやって来た。便秘のようなので、後で薬屋に連れて行って欲しいとお願いした。

Bajo島の浜辺
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 泣きじゃくる息子を連れて船に上がり、すぐに出航した。Labuhan Bajoに入港したら、クルーへの挨拶もそこそこに薬屋に急いだ。Labuhan Bajoはすごく小さな街なのだが、ちゃんと薬屋はあるのだ。ちなみにインドネシアは意外に薬屋は充実しているのだ。スーパーでも普通に売っているし街中でも結構見かける。さて、店の人に症状を言うと、すぐに座薬タイプの下剤を出してくれた。息子は一度浣腸を経験したことがあり、その時結構痛かったので浣腸を恐れていたのだが、これなら安心だ。使い方を教えてもらって、すぐにホテルに向かった。
 さっそくホテルのベッドに息子をうつ伏せにし、お尻に座薬を入れようとしたのだが、なぜか薬が柔らかくて肛門に入れようとしたら潰れてしまって半分くらいしか入らない。え? あせった僕は、指で溶けた薬を集めて肛門に突っ込んだ。うまく入らないので何度も指を突っ込む。これがどうも痛いらしく、息子が「痛いよう!」と抗議の声を上げる。実は後から気が付いたのだが、薬を買った後、ズボンのポケットに入れていたため、僕の体温で溶けてしまったようだ。せっかくの座薬だったのに、結局浣腸と同じように痛かったらしい。息子には悪いことをしてしまったなあ。ゴメン。
 何とかほとんどの薬を入れた後、15分位したら便意を催したらしく、息子は便所に駆け込む。しばらくしたら「出たよう!」と喜びの声が便所から聞こえた。うーむ、よかった、よかった。
 
 便秘騒動が落着したので、ホテルで景色を眺めながらのんびり過ごしていると、Beniの代わりの係員がホテルにやって来た。はて? と思っていたら、彼がすぐに案の定、悪い話を始めた。内容は、どうも帰りのエアーチケットが取れていないらしい。そういえば、ホテルにBeniに送ってもらった時、帰りのチケットを見せて欲しいと言われたので、Baliの係員に、こっちで受け取ってくれと言ったので自分は持っていないよ、と伝えたのだが、Beniはちょっと怪訝な顔をしていたのだ。そうですか。後で調べて持ってきます。と言ってその場は別れたのだが、こういうことだったのか!
 内容を詳しく聞くと、今日はBaliのオフィスが休みで連絡が取れないので航空会社に確かめたら、僕達の予約が入っていないことがわかったそうだ。おまけに明日の便は全て満席で予約が取れないらしい。結局、Baliのオフィスの手配漏れのようだ。「どういうことだ。すでに料金は払っているし、Baliの担当者からはメールでOKの返事はもらっているぞ」と怒る僕。何とかしろよと凄んだが(実際はもっと紳士的)「とりあえず、あさっての便を押さえます。明日の晩もこのホテルに泊まっていただけませんか」と彼。「明日の便をキャンセル待ちでも何でもして取ってくれ」と僕。「わかりました。明日は朝から空港に行ってキャンセル待ちを私がします。その間は、係員が、Labuhan Bajoの近辺の美しい浜辺や洞窟に案内しますから、勘弁してくれませんか」と彼。美しいビーチに洞窟と聞いたとたん、もう1泊するのも悪くないなという気持ちが浮かんだが、Baliで待っている妻や娘のことを考えると、これ以上我々だけで楽しむわけにいかん。怒る妻の顔が目に浮かぶ。うーむどうしよう。などといろいろ考えていたら「BaliからSemarangにお帰りのエアーのスケジュールはどうなっていますか」と係員。突然だったので「帰りは土曜日なんで、実は2日間は余裕があるんだよね」とつい本当のことを言ってしまった僕。そのとたん彼はちょっとほっとしたような表情になる。しまった。彼らに有利な情報を与えてしまった。チケットに余裕がないことにしておかないと、このままでは彼らは本気で動かんぞ。しかし、それはそれで楽しめるか、と心が揺れ動く僕。その間、彼はいろいろ言い訳を始める。「すみません。Baliの担当者のミスです。本当に彼らには困ったものです。先日もフランス人のお客さんがわずか4ヶ月の赤ちゃんを連れて参加して、おまけに赤ちゃんが途中で病気になって、病院だあ!薬だあ!と対応が大変だったんです。それで今回はこれでしょう。もう先週からトラブルばっかりで、我々大変なんですよ」等と最初の硬い表情はどこへやら、余裕がでたのか、楽しそうにおしゃべりをはじめるではないか。
 あー、結局、明日の朝、空港に行って朝の便のキャンセル待ちをしてみましょうということで話は終わった。
 翌朝、Beniと係員がホテルに迎えに来たので、そのままキャンセル待ちをするため空港に向かった。朝はほぼ同じ時刻に2便飛ぶらしい。チェックインカウンターのある建屋は、すでにお客で一杯である。欧米人とインドネシア人が同じくらいの割合だ。FloresもBaliと同じく欧米人の観光客が目立った。しかし日本人を含めた東洋人はほとんど見かけない。欧米人とは旅行の志向が違うから、しょうがないとは思うけど。
 キャンセル待ちの方はどうなっているのかよくわからない。カウンターに係員ずっと張り付いて何やら交渉している。時々僕らの方にやってきて、まだ取れないけどもうちょっと待ってくださいと言うだけ。息子は早く海に行こうようとぐずりだす。息子はBaliに戻ることよりとりあえず海で遊びたいようだ。1時間半くらい経ち既にカウンターの前にお客がいなくなり、カウンターを閉め始める雰囲気が出てきた頃、今回はもう駄目だなと思っていると、係員が急いでやって来て言った。チケットが取れたので手続きを急いでくださいと。チケットが取れたらしい。きょとんとする息子の手を引っ張ってカウンターに急ぎ、チケットをもらった。
 やれやれ、何とか無事に取れたようだ。飛行機は出発間際だったようで、搭乗待合室に入ると直ぐに搭乗が始まった。飛行機は行きの便と同じ型式だ。座席に座ると、空席がけっこうある。数えたら何と7席も空いていた。なんだ結構キャンセルがあるじゃないか。これで本当に今日の便は全席満員なのだろうか。うーむ、最後までよくわからん旅だった。

Labuhan bajoで泊まったPuncak Waringin Hotelエアコン付きのインドネシアでは中級のホテル
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ホテルから眺めるLabuhan Bajoの町並み。ホテルは町の裏山の中腹にあり、眺めが良い
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裏山にハイキングに行った
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めずらしく夕焼けが美しかった
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pahoehoe

Author:pahoehoe
ブログのタイトルpahoehoeとはハワイ語で滑らかな溶岩を指す。溶岩洞窟の調査で訪れたハワイ島で水飴のように流れる溶岩を見て衝撃を受けた。また、パホエホエという語呂が好きなのでハンドル名によく使用している。
本名:山西敏光
居住地:島根県松江市
出身地:広島県広島市
特技:ドジョウすくい
モットー:死ぬ気で遊べ!
家族:妻、子(二人)

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