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ロンボク島レポートその7(Gili Meno編)

 9月27日の朝。長かった休暇も終わり、あとは帰るだけになった。しかし、最後に大きなトラブルが待ち構えていたのだ。
 島からは渡し舟に乗って、ロンボク本島のBangsalに渡り、その後はバスで空港まで行くのであるが、Gili三島にはそのチケット売り場(小さな旅行代理店みたいなもの)がたくさん有り、事前にチケットを買うことが出来る。それでバンガローの近くの一軒で買うことにしたのだ。
 時刻表によると空港には10時15分着となっていた。飛行機は11時35分発なので、あまり余裕がない。チケット売り場の係員に聞いたら、「早ければ10時、遅くても10時半には空港に着くよ。心配ならタクシーのチャーターもあるよ。Rp200,000だけど」と言われたので、うーむ、どうしようかとちょっと考えたのであるが、タクシーはあんまり面白くないな。せっかくだからバスにしようと、好奇心優先でバスにしてしまった。ちなみに料金は船+バスでRp75,000

チケット屋
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価格表。どの店も料金は一緒。
価格表

バンガローの管理人。店のオーナーはYogyakarta在住のインドネシア人だそうだ。
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渡し船で島を出発
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 渡し舟は時刻表どおり午前8時に出発した。海は穏やかだったので、行きのように波をかぶることもなく順調にBangsalに到着した。バスターミナルまで500mくらいであるが、カヤックが重いのでCidomoに乗って行った。バスターミナルに着いたけど誰もいない。僕が一番乗りのようだ。このときの時刻は9時前。しばらくすると、後続の旅行者が次々やってきた。すべて欧米系である。バスも何台かやってきた。バスといってもハイエースのような1BOXだ。係員もやってきて、乗客の整理を始める。旅行社が複数あるようで、旅行者は自分のチケットの会社の係員のところに集まるのだ。僕のチケットはLombok Wisataだ。係員に呼ばれて行くと、すでに車が来ていた。僕が乗ろうとすると、どうも行き先が違うようで次の車を待ってくれ、と言われた。代わりに他のお客が次々と乗って行く、どうもBali行きのようだ。30分くらい経ったら客が一杯になったので出発して行った。

バスターミナルの様子
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 この時、すでに9時半になっていた。ちょっと心配になって来たので、係員に10時半までに空港に着かないと飛行機に間に合わないんだ。急いでくれないか。と頼んだところ、30分あれば空港に着くからまだ大丈夫だ、と言う。
 すぐに次に別の車がやって来たが、係員の間で話が揉めているようで、お客の案内が始まらない。どうも次の車をどこ行きにするかで揉めているようだ。ちょっといやな予感がした。
 しばらくすると、話が決着したのか僕に乗れと言う。やっと僕の番かとホッとして乗り込んだ。しばらくするとSengigi行きだという若い女性二人連れが乗ってきた。はて、Sengigi経由で行くのかな、とちょっと疑問に思った。しばらくすると、係員が女性二人客に降りてくれと言って、車内は僕一人になった。この調子ではいつ出発するのか分からなくなってきた。
 しょうがないので、いつ出発するんだ。もう時間がないから早く出発してくれ、とちょっときつい口調で係員に言った。しかし「もうすぐ他のお客が来るからちょっと待ってくれ」と係員は言うだけ。この時すでに10時前。そろそろ出発しないと間に合わなくなる。これはもうヤバいと判断した僕は、係員に今すぐ出発してくれ。もう時間がないぞ。とどなった。しかし係員の返事は前と一緒。これで僕は完全に切れてしまった。「もういい。キャンセルするから金を返せ」と言うと、係員が逆切れして「キャンセルは料金を払ったところに言ってくれ。ここにはお前に返す金はない」と言い返して来た。何じゃこいつ、喧嘩を売る気かと本気で切れそうになったが、もう時間がない。こいつらは相手にしないで早く空港に行かなくては。
 急いでCidomoを飛ばしてタクシー乗り場に向かった。しかしタクシー乗り場にタクシーがいない。いるのはBemoだけ。タクシーがいないじゃないかとCidomoの運ちゃんに怒ったら、Bemoをチャーターすればいいよと言い終わらないうちから、すでにBemoの運転手が、複数やって来て値段交渉を始める。空港までRp150,000でどうか、と最初に言って来た運転手に決めた。すぐに荷物を移動しようと思ったら、こっちが焦っていることがみんなに伝わったのか、みんなでドタバタと荷物を運んでくれる。
 この時点で残り30分。普通に行けばぎりぎり間に合うかな。運転手に急いでくれと頼むと、思いっきり飛ばし始めた。ポンコツBemoなので、コーナリング時にひっくり返りそうでかなり怖い。しかし、すぐに飛ばす事が出来なくなった。
 Bangsalから空港までは、山越えの道が一番近道である。しかし今日は車がいつもより多いのだ。峠道をのろのろ運転のトラックやバイクが沢山走っているので、抜く事も出来ずペースが上がらない。運転手の話によると、断食明け大祭の1週間後の日曜日は特別な日なので、みんな郊外に遊びに行くらしい。特にsengigiやBangsal行きの道路は大渋滞になるそうだ。峠を越えて、Mataramの街に入る手前でついに渋滞にはまってしまった。車が全く進まない。なんとか渋滞を通過して空港に着いたときはすでに出発時間の10分後、飛行機の出発が遅れていることを祈りながら、カウンターに行ったが、すでに飛行機は出発していた。あああ、乗り遅れてしまった。
 かなり落胆したが、すぐに次の便を探さなくては。空港のチケット売り場で次の便を探したが、どの便も空きがない。レバラン休暇中なので全て満席なのだ。結局、今日帰るのは諦めて、翌日の便にした。おまけにSurabaya経由がないのでJakarta経由になった。さらにレバラン特別価格で、いつもの1.5倍くらいの料金を取られた。ホテルもさらに追加になったので、約Rp2.2juta(2.2万円)もの予想外の出費である。バスに乗ってみたいと言うちょっとした好奇心が大きな出費を招いてしまった。
 翌日はトラブルもなく無事にSemarangに到着した。Mataramからの飛行機がLionのMD90だった。機体の後部にエンジンが2基付いているタイプだ。いつものB737と比べると翼にエンジンがないので、スマートで格好良い。初めての機体にちょっと満足。

ボーイングMD90
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 しかし、Semarang空港では最後の悲劇が待っていた。預けた荷物(シーカヤック)が出てこなかったのだ。実はMataramの空港で、Semarang行き先を表示したタグがなかったので、係員が手書きで書いたタグを付けていたのだ。Jakarta乗り換えがあるので、あんなタグで大丈夫なのかとちょっと心配していたのだが、案の定、荷物が届かなかった。今回の旅は悪い予感は全て的中してしまった。
 またまた気落ちしたが、取りあえず係員に荷物の特徴を説明して探してくれるように頼んで帰った。ああ、これで本当にWisperが無くなったら、史上最悪の旅になるなと思っていたら、夕方空港から荷物が無事に空港に届いたと連絡が来た。空港に取りに行ったら確かにWisperだった。はあ~、良かった。Wisperの発見はこれまでのトラブルをすべて忘れさせてくれるくらい嬉しかった。
 まあ、旅というのは、こんなもんだな。

 
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ロストバッゲージ

レバラン、我が家も、東バリ/モヨ島とスノーケリング、ダイビング三昧でしたが、最終日(27日)のバリ→ジャカルタで『ロストバッケージ』をやりました。
荷物は、夜中にアパートに着き、翌朝(仕事に行く前)に配達してもらいました。
インドネシアでは覚悟しないといけないですね。

Re: ロストバッゲージ

ああ、それは災難でしたね。でも、無事届いてよかったですね。
ぼくもロストバゲージはこれで3回目です。
前回は中国の広州まで荷物が行ってしまったけど、ちゃんと戻って来ました。
まあ、これは僕のミスでもあるのですが。
結局3回ともちゃんと荷物は戻って来ました。
インドネシアはミスが多いですが、リカバリーはそこそこ頑張っている様な気がします。


> レバラン、我が家も、東バリ/モヨ島とスノーケリング、ダイビング三昧でしたが、最終日(27日)のバリ→ジャカルタで『ロストバッケージ』をやりました。
> 荷物は、夜中にアパートに着き、翌朝(仕事に行く前)に配達してもらいました。
> インドネシアでは覚悟しないといけないですね。
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ブログのタイトルpahoehoeとはハワイ語で滑らかな溶岩を指す。溶岩洞窟の調査で訪れたハワイ島で水飴のように流れる溶岩を見て衝撃を受けた。また、パホエホエという語呂が好きなのでハンドル名によく使用している。
本名:山西敏光
居住地:島根県松江市
出身地:広島県広島市
特技:ドジョウすくい
モットー:死ぬ気で遊べ!
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