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Flores Sea kayak trip インドネシア フロレス島シーカヤック旅行記6

 7月7日、5日目、昨夜は快適なキャンプだった。朝、住民の人たちに見送られて無事に出発、海も穏やか。気持ちよく進んで行く。ここから海岸は南の方に大きく入り組んで湾となっている。海は穏やかで何も問題ないので、ショートカットすることにする。湾を横切った先にあるのは小さな小島、Kinde島だ。この島を目指して漕ぎ進む。

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たくさんの人が見送りに来てくれた。

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透明度は良好。サンゴがよく見える。

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穏やかな海

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Kinde島

 島に到着すると、そこそこ大きな船が接岸して浜には結構な人が上がっている。出発点から約5.5km。休憩にはちょっと早いけど気持ちの良さそうな小島なので上陸することにした。
 浜の目の前はサンゴが広がっている。さっそく潜ってみた。今回の旅で初めてまともなサンゴだ。透明度も高く、久しぶりのサンゴを楽しんだ。
 サンゴを楽しんだ後、浜に上がってみると、浜にいた人たちが僕を呼んでいる。近づいてみると、みんなでバーベキューをしているようだ。昨日、今日とIdul Fitri(断食明け大祭)なので近くの集落から家族親戚総出で船に乗ってピクニックに来ているらしい。レバラン休みを外島のリゾートで過ごすことが何度かあるが、Idul Fitriの時は集落からきれいなビーチに多くの人がピクニックに出かけるようだ。Flores島もそうだが、すべてのビーチがきれいなわけではなく、泳いで楽しめるのはかやり限られた場所だけ、こういった特別の日にしか来ないのかもしれない。
 バーベキューを一緒に楽しみながらいろいろ話をしてみると、彼からは皆んな親戚で普段は違う場所に住んでいるが、レバランで帰省してきたいるらしい。集落は昨夜泊まった集落のすぐ隣のようだ。普段はお婆さんと息子の家族だけしか住んでいないらしい。皆んなムスリムなので、元々はどこか他の島から移住してきたのだろう。普段の仕事は警察官や役所、学校の先生といろいろ。完全に町の人たちなので、昨夜の地元住民とは明らかに雰囲気が違う。一眼レフを持った人もおり、ジャワ島の都会人と雰囲気は一緒。

07island sea

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今回の旅で初めてのまともなサンゴ。

10 big fish
Ikan Simba

11 goat
島にはヤギが放し飼いにされているらしい。禿山で水も餌もないので、水と餌は船で運んでくる。陸で買うより、盗まれたりしないので安全だそうだ。

13 mountan
この山の頂上に、この一帯に最初に入植した人の墓があるらしい。二人の墓があるという話。浜にいた人はバーベキューの前にみんな頂上まで行ったらしい。


14 people
バーベキューの風景


15 black fish
真っ黒な魚、味は美味しいが皮が分厚くて食べにくい

12 nasi
Rapa Rapa、ご飯をバナナの葉?で包んだもの、日持ちがするらしい。

16 small fish
Ikan Kenta


17 lunch
焼き魚をサンバル(辛い調味料)をつけて食べる

18 people
みんなの集合写真

19 boat
この漁船に乗って来たらしい

 気がつくと1時間40分も経っていた。すっかり長居をしてしまった。皆んなもバーベキューが終わったので家に帰ると言う。お礼を言って出発。

20 sea

 枯れて禿げ上がった山々が延々と続く風景。しかし風も弱く、穏やかな航海が続く。

21 sea
サンゴが多いため、ライムグリーンの海が続く。

21A sea
休憩

22 mangrove
マングローブが続く
 
 バーベキューの後さしたるイベントもなく淡々と漕ぎ進む。一箇所真っ白な岸壁が続く場所があった。何だろうと思いながら進む。このあたりの海岸はずっとマングローブが続く。昼過ぎになっても風景は変わらず、昨日の不安が頭を持ち上げてきた。キャンプに適した浜はあるんだろうか?

23 sea
白い岸壁、なんだこりゃ?

24 sea
単調な風景

 昼前頃からいつものように東風が強くなってくる。今日はいつもより北寄りの風。横から吹いてくるのであまり助けにならない。バーベキューで時間をかなり使ってしまったので今日はあまり進めないなと思いながら、浜がないと止まるわけにもいかないので、とにかく進むしかない。
 2時頃にやっとマングローブから脱出。ずーっと浜が続く。距離も21kmを超えたので十分である。適当なテン場が見つかったら上陸することにする。しかし海から見るだけではなかなか様子がわからない。うーむ、どこがいいかな。なかなか踏ん切りがつかない。それというのも波が高くなってきたので、接岸したあと場所が悪かったのでまた出艇というのが結構面倒で億劫なのである。

25 sea
浜が続くようになった

 ちょうど1本高い木が生えているのを見つけた。なんとなく良さそうな雰囲気なので上陸することにする。ラッキーなことに木の周りにちょうど良く平らな場所が広がっており、テン場に最適だ。すぐ奥には池が広がっている。ちょっと舐めてみたが塩水だ。うーむ、なかなか良い雰囲気。しかししばらくすると池のそばに小屋があったり、池の向こう側に道路をバイクが走っていたり、結構人の手が入っていることが判明。大自然のど真ん中というわけではないみたい。未開の地と思っていたFloresも意外と人気が多いのである。
 
25 sea black beach
上陸。浜は真っ黒な砂。火山の影響だろう。

28 lake

28A lake
上陸した地点の内陸側に池が広がっていた。

28B lake

29A camp site
テントサイト

29C camp site
素晴らしいくいい天気。

29B camp site
今回最高のロケーションで喜ぶ

29 camp site
ちょっと日が暮れてきた。いい雰囲気

27 battery charger
今回は携帯電話はほとんど圏外でソーラーバッテリーを使う機会はほとんどなかった。

31 sun set
夕暮れも素晴らしい

30 goat
ヤギがウロウロ

本日の航行距離24km

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Flores Sea kayak trip インドネシア フロレス島シーカヤック旅行記5

 7月6日、4日目。昨日は楽しみにしていた買い物ができなかったが、その分距離を稼いだのでこれからの行程に余裕ができた。地元の人たちの意見では今日から最終地のRiungまで大きな難所もなく、楽勝のようだ。ちょっと気分的に余裕を持ちながらの出艇となった。
 アドバイス通りにBola岬を直接目指すのではなく、岸沿いに進む。朝はいつも風がなく凪いでいることが多いのだが、今日は西風で逆風だ。これもしばらくの我慢だ。のんびり着実に進む。

01小舟
小舟、こんな小さな船で漁に出る

03漁師
出発後すぐに漁師に出会う

02漁師

 小さな湾、背後に大きな谷がある。湾の奥に近づくに従って風は南よりになってくる。うむ、やはり風は谷の奥から来ているようだ。谷を出たあと放射状に広がっていると思われる。やはり地元民のアドバイスは頼りになる。テントの周りにいつもたむろしていてプリバシーがなく、正直うっとおしいなあと思うこともあるけど、安全のためには大切だ。
 半島の根元から北向きに航路を変針。追い風に乗って快調に進む。岬に近づくにつれ風も弱くなったが、逆にうねりは大きくなってきた。しかし風もないので波も立たないのにうねりだけでゆっくり上下するという、ちょっと変な感だが穏やかな雰囲気になってくる。
 半島の根元にちょっと大きな湾がある。トイレにも行きたくなってきたので寄ってみることにした。実はテントに朝から人がよく来るので、トイレを探すのも一苦労なのだ。特に大は。
 湾の入り口近くの浜に上陸して、トイレの場所を探そうと思っていたらなんと人が歩いていた。すぐにカヤックが見つかったようでこっちに歩いてくる。うっ、トイレは後にするか。話をしてみると、どうも奥の湾に集落があるらしい。確かに家が見える。人数を聞いてみると100軒くらいの集落らしい。小学校もあるそうだ。話しているうちにトイレが我慢できなくなったので、ごめんねトイレに行きたいのでと言ってちょっと離れた岩場で大をする。こんなに自然がいっぱいで人がほとんど済んでいないFlores島で、こんなに毎朝のトイレの場所を心配しないといけないとはちょっと予想外。
 休憩が終わって、Bola岬を目指す。相変わらず天気は穏やかで気持ちが良い。岬も無事に超えた。

04半島そば
半島のそばを進む。

05半島そば

06波
うねりはあるのでたまにデカい波が立つ

07トイレ休憩
トイレ休憩で出会った住民。人口密度は低いはずなのに、人に出会う確率は意外と高い。

08Bola岬
後ろはBola岬。先日のWatumanu岬と違って楽勝。悲壮感なし。

09Bola岬
穏やかな海が続く

10Bola岬

11Bola岬
禿山が荒涼感をかもしだす。でも現実は天国

 木立がなく草も枯れているのか褐色の半島が続く。なかなかワイルドである。岬をそろそろ終わって回り込むもうという地点で、遠くに小島を発見。リーフが隆起してできた小島のようである。小島によるとちょっと遠回りになるが、面白そうなので寄ってみることにする。近づいてみると二つの島だとわかった。大きい方に上陸してみる。サンゴの死骸でできた小さな島だ。島の周りは当然サンゴだらけ。水の透明度も良さそうなので、泳いでみようと思ったけど。小さな島なので、もしちょっとでも流されると戻るのが大変。周りに誰もいないし、リスクがちょっと高いのでここは我慢することにする。

12小島
小島発見!

13小島
上陸。サンゴだけでできた島。波に合わせてサンゴ同士がこすれてカラカラと鳴る。のどかで天国のよう。

14休憩
行動食を取って休憩

15小島
となりに別の小さな島もある。

16サンゴ
試しにカヤックに乗ったままカメラを海に入れて写真を撮ったらきれいな紫色のサンゴがあった。

 小島で休憩をして出艇。東風が出てきたので追い風で快適。うねりも徐々に小さくなりのんびりと進む。細長い湾の沖をショートカットして一気に進む。横断が終わった地点ですでに24km航行した。昨日は6kmくらい予定より多めに進んだので。今日はもう十分だろう。テント場を探しながら海岸沿いを進む。すぐに白浜があって奥にはちょっとした広場がある最適な場所を発見したが、地元の団体が船で遊びに来ている。海で泳いだり、岩から飛び込んだりで、結構大騒ぎしている。これはちょっといただけないな。別の場所にしようと思いさらに進む。しかしそれ以降は海岸はガレ場が続いて平地がない、平地になってもマングローブが広がりテントは厳しい。遠くを見ても山は禿げているのだが岸辺はマングローブが続いており、テン場はなさそうだ。半島の裏側で波が弱いため岸辺にマングローブが発達しているのかも。

17良テン場
最初に見つけた良いテン場。しかし人混みが。。。

18マングローブ
マングローブが続く

19ごろた
ごろたも続く

20岸辺
道も出てきたが、良いテン場は見つからず

 30km漕いだところでやっと平地を発見。しかし集落があるようだ。浜辺に近づいたら人がいたので、この浜でテントを張って泊まってもいいかと聞いてみた。どうぞ、どうぞ、向こうに平らないい場所があるよと親切に教えてくれた。浜に上陸して一安心。ホッとしているとすぐに人が集まってきた。テントを張る準備を始めると、こんなところに寝ないでうちに泊まりなさいと声をかけてくれる。ありがとう、でもここで十分ですよと断る。ご飯の準備を始めると、うちでご飯を食べていけばと声をかけてくれる。みんな親切な人だ。いろいろ話をしてみると、ここの集落には25家族が住んでおり、みんな100年くらい前にMaumereのそばにあるParueという町から移住してきたらしい。農業が主で漁業もするがメインではないらしい。新しい農地の開拓が必要で移住して来たようだ。商店や小中学校は西方へ1kmくらい離れたとなりの集落にあるらしい。全員カトリックだそうだ。集落の名前はメモし忘れてしまった。昨日のRopaといい、Floresの人はみんな人懐こく親切だ。備品を取られたりしないか心配だったが、そんな雰囲気はない。逆に子供達がカヤックとか装備に興味を持って触ったりしようとすると、すぐに大人が注意する。うーむ、ジャワより明らかに子供のしつけが徹底しているような気がする。ジャワ人は子供が何をしようが放ったらかしという親が多いのだ。

21上陸
やっとよい場所を見つけて上陸

22上陸
うしろに集落が広がる

住民
村の人々。貴重な情報源だ

24ラーメン
朝食のラーメン

23テント
今夜もタープを張らないで、満天の星空を楽しみながら寝た。これも今回の旅のいい思い出の一つ。

Bola.jpg
Bola岬周辺の地形

マングローブ
マングローブの範囲

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本日の航行距離30km


プロフィール

pahoehoe

Author:pahoehoe
ブログのタイトルpahoehoeとはハワイ語で滑らかな溶岩を指す。溶岩洞窟の調査で訪れたハワイ島で水飴のように流れる溶岩を見て衝撃を受けた。また、パホエホエという語呂が好きなのでハンドル名によく使用している。
本名:山西敏光
居住地:島根県松江市
出身地:広島県広島市
特技:ドジョウすくい
モットー:死ぬ気で遊べ!
家族:妻、子(二人)

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