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Flores Sea kayak trip インドネシア フロレス島シーカヤック旅行記8

 7月9日、7日目、朝になっても雨は止まない。昨夜は夜中にテントの修復を行いあまり熟睡ができなかったので、うだうだとテントの中で過ごす。しかし、朝7時頃に早くも子供達が3人やってきた。しょうがないので食事の用意をしながらおしゃべりをする。三人のうち二人はここの集落に住んでいるが、一人は歩いて30分くらい離れているところに住んでいるらしい。うーむ、わざわざ僕に会いに来てくれたのだろうか? 三人とも集落にある小学校に通っているようだ。宗教は二人はカトリック、一人はイスラム、三人とも親戚らしいが宗教は違うらしい。Floresの人はみんな親切だねと、こちらから話題を振ってみると、女の子が、親切だけど最近泥棒が増えて危ないよと教えてくれる。こんな田舎でも治安が悪化しているらしい。しかし、全く恥ずかしがることもなく、積極的に話をしてくる。こういう積極的なコミュニケーションが小さい子もちゃんとできるのがインドネシア人の長所の一つだなと改めて感じる。

 ご飯ができたので、子供達には悪いけど一人朝食を取る。子供達に聞いてみると、まだ朝食は取っていないらしい。10時頃だという。えらく遅いなあ。インドネシア人は食事の時間が適当なことが多いが、なんでだろう? お腹が空いでいる雰囲気なので、あまっている食料、インスタントのミーを分けてあげた。するとなんとそのまま袋から取り出し、粉末スープを麺にかけてボリボリと食べ始めた。うーむ、僕も正直、小さい頃はお腹が空いた時はインスタントラーメンをそのまま食べたこともあったなあと、昔を思い出した。

 朝食を食べ終わった頃から、雨が小降りになり、すぐにやんだ。しかし海は波が高く、ちょっと出艇は遠慮したい雰囲気。しょうがないので、子供達とおしゃべりを続けた。
 9時頃になると雨も上がって、子供達も僕とのおしゃべりに飽きたようで、バイバイと言って帰って行った。

01荒れる海
荒れる海

02荒れる海

03テン場
テン場。裏の林の向こうに集落がある

04テン場
テン場

05子供達
子供達

06荒れる海

子供達もいなくなって暇になったので、周辺の探検に出かけた。すると浜を西に500mくらい進むと、なんと宿泊施設を発見。バンガローもあり、ちょっとしたリゾート風だが、かなり質素な雰囲気。外人の宿泊客もいるようだ。こんなに天気が荒れるが分かっていればここに止まっても良かったかも。

07A リゾート
リゾートの看板「Eco Eden Flores」という名前

07リゾート
リゾートの写真。バラックにしか見えないけど、宿泊施設。

偵察中に海の状態を観察してみると、テン場の近くの浜は波が高いけど、それ以外はあまり波がないことがが分かった。出艇さえなんとかクリアできたらあとはなんとかなりそうな雰囲気。テントに集まってきた大人たちに聞いてみても、すぐにPulau Tuju belasになるので、島に囲まれた内側は波がなくて穏やかだとみんな言う。この浜も飽きたので出発することにした。

出発の準備をしていると村からどんどん人が集まってくる。こんな波に出て大丈夫なのかと心配そうに見守る住民たち。その中に、昨日のSyukur爺さんもやってきた。さっき探検途中に爺さんの家に寄ってビンタンも仕入れてきたのだ。
準備が出来たので出発することにする。波が高いので、弱くなった瞬間に合わせて出艇しようと波打ち際にカヤックに乗ったまま待機しようとしたら、村人はカヤックが砂浜に取られて前に進めないのだと勘違いしたのか、みんなで一斉に押し始めた。おいおい、波のタイミングを見ていたのに、止めてくれと頼んだ時はすでにタイミングが遅く、かなり前に出てしまった。しょうがない前進あるのみ。ブレークする波に負けないように必死にパドリングして前進する。おおデカい波が前から来た。頭から波をかぶりながら、波に負けないように前傾姿勢を保ちながらなんとか突破。すると浜の人たちがオーと歓声を上げて喜んでいる。パドルを上げてそれに答える。3回波を越えてやっと沖に出た。浜を振り返る余裕ができた。パドルを振ってみんなに挨拶。歓声が上がる。なんだかヒーローになった気分。ここまで声援を受けながら出艇したのは、生まれて初めての経験かも。ニンマリと笑顔が出る。
 しかしデッキを見ると、なんとポンプが無くなっているではないか。ああ、波に持って行かれたみたい。出発時にはコードで抑えるだけではなく、流されないようにコードを穴に通したりしたんだけど、ポンプだけ通し忘れたみたい。

08見送り住民
住民たち。ちょうど真ん中に立っている白髪の人がSyukur爺さん。

09記念撮影

さて、ポンプを失うという失敗もあったけど、無事に出艇も成功。沖に出ればウネリでたまに波がブレークするけど、まあ心配のない状況。のんびりPulau Tuju belasを目指す。

浜からPulau Tuju belas はすぐの距離だった。
島が帯状に並んでおり、その内側に入ると全く波がなくなる。静かな海。今日の目的地は17個ある島の中でPulau Tigaと呼ばれている島。きれいな白浜が売りの島で、観光客に人気だ。ただ無人島で宿泊施設もカフェも何もない。4年前に一度Floresにきた時にも寄った島で、白浜とサンゴが綺麗だったのが記憶にある。

さて、島に上陸して早速サンゴを楽しもうとひと泳ぎしてみる。
しかし、海が荒れていたためか海水が濁っており、透明度が低い。おまけにまだ曇り空で太陽光線が弱く、サンゴが映えない。ちょっと泳いでやめてしまった。
浜には何隻もボートが停泊しており、観光客がたくさん来ていた。その中でバーベキューを楽しんでいたグループから一緒に食べないかと声をかけられた。どうもJakartaやYogyakartaから来た若者で、現地で知り合ってボートを相乗りでチャーターしてやってきたようだ。その中にPeterという名前のオーストラリア人がいた。僕のカヤックについて質問が始まり、一通りに自己紹介をした後は彼の番、すでに60歳近く、仕事は防音室の内装工事、半分リタイアしており金が欲しいときだけ働くようだ。後は世界中を旅して回っているらしい。インドネシアは特に好きですでに20回くらい旅行している。Floresはお気に入りの島だそうだ。カヤックに乗っているのなら是非行ってみたらいいと教えられたのはSulawesi島の南東にあるButon島とMuna島の間にある狭い海峡。距離は300kmくらいで狭い海峡が続くらしい。サンゴも豊富でとても綺麗な海岸が続くらしい。Peterは昔ヨットでこの海峡を通過したことがあり、その時の体験したようだ。ヨットレースはオーストラリアのDarwinからインドネシアのAmbonまでで、レースが終わった後、Butonに寄ったらしい。こんどカヤックで是非行くことを勧めると言われた。なるほど、よし次の旅はここにしようとすでに僕も興味深々。

他にも観光客は結構来ていた。その中のあるグループの船長らしき人が、僕に向かって、今朝出発する時にポンプを落としただろうと言ってきた。どうも浜で見送りしていた人の一人らしい。僕の出発後ポンプが浜に打ち上げられたらしい。なんとも奇遇だ。

夕方Peterたちが帰ると島には誰もいなくなり、静かな夜を迎えた。昨日の雨とは違ってきわめて快適。ビンタンも買い出ししており、朝まで静かな夜を楽しんだ。

09A 最初の島
Pulau Tuju belasの島の一つ。Nusa Wire

10 17 island
Pulau Tuju Belas 17の島が横に綺麗にならんでいる。

11 島の浜
キャンプしたのは真ん中にある島。Pulau Tiga。これは外洋側の浜

12島の浜
Pulau Tigaの浜。これは内海側の浜。

14A島の浜

14島の浜

15A サンゴ
サンゴ

15 peter
Peterとその仲間たち。

16 peter

17 goodby peter
船で対岸の町Riungに戻るPeterたち

18 camp
誰もいなくなった島でのキャンプ

19 camp
椅子があったのが最高に快適だった。

20 camp

21camp.jpg

map_20161106171846ab0.jpg

本日の航行距離8km

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Flores Sea kayak trip インドネシア フロレス島シーカヤック旅行記7

 7月8日、6日目、昨夜は久々の人気のない静かなキャンプで十分休養が取れた。人目を気にすることがない時間も必要である。朝のトイレも問題無し。

01朝のキャンプ

 朝はいつものように穏やかな海。しかし天気はあまり良くなく雲が広がっている。この季節、Flores島は完全な乾季で雨が降ることはまずないのだが、今年は天候不順で雨がたまに降るらしい。天気がこれ以上悪くならないことを祈りながら進んでいく。

02出発
出発の直前

03穏やかな天気
波がない穏やかな海

04穏やかな天気
曇りがち

05穏やかな海


 今日を入れて残り3日間あるが、最終目的地のRiungまで残りの距離は約45km。これまで少なくとも一日で25kmは漕いでいるので、楽勝である。実はもともと最終日はRiungの沖にあるPulau 17 というサンゴの島でゆっくり過ごそうという計画だったが、ほぼ一日余裕ができたので、二日間島で過ごすことに決めた。そのためには今日はできるだけ距離を稼いでおきたい。
 浜が続き単調な景色が続く。途中、久しぶりにちゃんとした港のある町の沖を通過した。沖に大型船も泊まっており今までと雰囲気が違う。

06岸の様子
今日は単調な海岸が続く

07休憩

08休憩
途中で浜に上陸して休憩。今日は風も波もなく、上陸も楽勝。

09波
でも気をつけないと波が立つ場所はある。

10曇り
天気は良くない

12禿山バック

11禿山
岸辺に山が迫ってきて、雰囲気が変わってきた。曇りで暗い雰囲気。

13上陸
また上陸して休憩

 朝出発後、かなり長い間(約18km)単調な浜が続いていたが、途中からマングローブに変わった。うーむ、これからテン場を探そうかという頃になってマングローブはちょっと嫌な展開。マングローブ林がずっと続くが、所々切り開いてある場所がある。奥を覗いてみると、マングローブの林の裏は畑が広がっているようで、開拓が進んでいるみたいだ。最悪、ここに上陸すればいいかなと思いながら進む。
 さらにマングローブ林を進んでいくと、キーキーという声が林の方から聞こえる。フルーツバットだ。群れになって空を飛んでいく。すごい迫力。マングローブに住んでいるのだろうか。これまで何度かマングローブ林のそばを通ってきたけど、フルーツバットの群生は初めて出会った。この地域特有なのかもしれない。

14マングローブ

15フルーツバット
フルーツバット

16フルーツバット

17フルーツバット

17フルーツバット
フルーツバットが群れをなして飛んでいく

そろそろ今夜の泊まる場所を探さないといけない。マングローブ林が終わり小さな岬を見つけたので、上陸してみることにする。

18休憩

19休憩

見晴らしのいい丘になっている。
気持ちが良さそうな場所だが、今夜、もし雨が降れば吹きっさらしになりそうなので、ここは辞めることにする。

20岸辺

さらに進んでいくとすぐに集落のそばにちょうどいい浜があるのを見つけた。集落には店があるかもしれない。買い出しにもちょうどいいので、さっそく上陸してみる。
浜辺から集落まで50〜100mくらいの距離があり、プライバシーも確保できてテン場には最適な雰囲気。今日はここに泊まることにした。
空き地には畑もあるようなので、一応近くの家まで行ってテン泊の許可をもらいに行くことにする。一番近くの民家の人に尋ねたら、問題ないとのこと。良かった。まあ、断られる可能性は非常に低いんだけど。
ついでに集落を散策してみることにする。家はFloresの漁村によくある簡素な木造の家だが、家ごとに区画がはっきり分かれており、庭が広くて整っている。なんか変に立派な雰囲気。
街のはずれに小さな商店を見つけたので、ちょっとした買い出しをした。ビールも無事に購入。Floresはビールの入手が容易なのが助かる。

さて、テントも張ったのでゆっくり休もうかと思ったら、いつものように子供達が集まってきた。子供達と話をしていると次は大人がやってくる。うーむいつもこんな感じだ。
今回は珍しく、おじいさんがやってきた。どうも僕がテントを立てた場所の持ち主のようだ。名前はSyukur。今夜は雨が降るかもしれないので、自分の家で泊まれと熱心に誘ってくれる。テントで問題ないと断ったが、心配してくれているようだ。

しかし、夜中に本当に雨が降ってきた。風も強くなり横殴りの雨だ。雨の中そののまま寝ていると、深夜になって、なんと突然テントの引き綱のペグが抜けてテントが潰れてしまった。しょうがないので夜中に雨の中、修復作業を行う。砂地なのでペグが抜けやすいのだ。ブッシュを利用してなんとかペグが抜けないようにした。ロープでテンションをかけないと自立しない家型テントの欠点はこれだ。砂地でのテントが多い時は何か方策を考えておいたほうがいいな。

21上陸
浜に上陸

22ビンタン
ビンタンを入手

23子供達

24子供達海岸
子供達

25夜の雨
夜中に雨が降ってきた。

Map1_201610161747365f5.jpg

本日の航行距離38.4km

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Flores Sea kayak trip インドネシア フロレス島シーカヤック旅行記6

 7月7日、5日目、昨夜は快適なキャンプだった。朝、住民の人たちに見送られて無事に出発、海も穏やか。気持ちよく進んで行く。ここから海岸は南の方に大きく入り組んで湾となっている。海は穏やかで何も問題ないので、ショートカットすることにする。湾を横切った先にあるのは小さな小島、Kinde島だ。この島を目指して漕ぎ進む。

01start.jpg

02start.jpg

03byebye.jpg
たくさんの人が見送りに来てくれた。

04transparensy.jpg
透明度は良好。サンゴがよく見える。

05calm.jpg
穏やかな海

06island.jpg
Kinde島

 島に到着すると、そこそこ大きな船が接岸して浜には結構な人が上がっている。出発点から約5.5km。休憩にはちょっと早いけど気持ちの良さそうな小島なので上陸することにした。
 浜の目の前はサンゴが広がっている。さっそく潜ってみた。今回の旅で初めてまともなサンゴだ。透明度も高く、久しぶりのサンゴを楽しんだ。
 サンゴを楽しんだ後、浜に上がってみると、浜にいた人たちが僕を呼んでいる。近づいてみると、みんなでバーベキューをしているようだ。昨日、今日とIdul Fitri(断食明け大祭)なので近くの集落から家族親戚総出で船に乗ってピクニックに来ているらしい。レバラン休みを外島のリゾートで過ごすことが何度かあるが、Idul Fitriの時は集落からきれいなビーチに多くの人がピクニックに出かけるようだ。Flores島もそうだが、すべてのビーチがきれいなわけではなく、泳いで楽しめるのはかやり限られた場所だけ、こういった特別の日にしか来ないのかもしれない。
 バーベキューを一緒に楽しみながらいろいろ話をしてみると、彼からは皆んな親戚で普段は違う場所に住んでいるが、レバランで帰省してきたいるらしい。集落は昨夜泊まった集落のすぐ隣のようだ。普段はお婆さんと息子の家族だけしか住んでいないらしい。皆んなムスリムなので、元々はどこか他の島から移住してきたのだろう。普段の仕事は警察官や役所、学校の先生といろいろ。完全に町の人たちなので、昨夜の地元住民とは明らかに雰囲気が違う。一眼レフを持った人もおり、ジャワ島の都会人と雰囲気は一緒。

07island sea

08island sea2

09coral.jpg
今回の旅で初めてのまともなサンゴ。

10 big fish
Ikan Simba

11 goat
島にはヤギが放し飼いにされているらしい。禿山で水も餌もないので、水と餌は船で運んでくる。陸で買うより、盗まれたりしないので安全だそうだ。

13 mountan
この山の頂上に、この一帯に最初に入植した人の墓があるらしい。二人の墓があるという話。浜にいた人はバーベキューの前にみんな頂上まで行ったらしい。


14 people
バーベキューの風景


15 black fish
真っ黒な魚、味は美味しいが皮が分厚くて食べにくい

12 nasi
Rapa Rapa、ご飯をバナナの葉?で包んだもの、日持ちがするらしい。

16 small fish
Ikan Kenta


17 lunch
焼き魚をサンバル(辛い調味料)をつけて食べる

18 people
みんなの集合写真

19 boat
この漁船に乗って来たらしい

 気がつくと1時間40分も経っていた。すっかり長居をしてしまった。皆んなもバーベキューが終わったので家に帰ると言う。お礼を言って出発。

20 sea

 枯れて禿げ上がった山々が延々と続く風景。しかし風も弱く、穏やかな航海が続く。

21 sea
サンゴが多いため、ライムグリーンの海が続く。

21A sea
休憩

22 mangrove
マングローブが続く
 
 バーベキューの後さしたるイベントもなく淡々と漕ぎ進む。一箇所真っ白な岸壁が続く場所があった。何だろうと思いながら進む。このあたりの海岸はずっとマングローブが続く。昼過ぎになっても風景は変わらず、昨日の不安が頭を持ち上げてきた。キャンプに適した浜はあるんだろうか?

23 sea
白い岸壁、なんだこりゃ?

24 sea
単調な風景

 昼前頃からいつものように東風が強くなってくる。今日はいつもより北寄りの風。横から吹いてくるのであまり助けにならない。バーベキューで時間をかなり使ってしまったので今日はあまり進めないなと思いながら、浜がないと止まるわけにもいかないので、とにかく進むしかない。
 2時頃にやっとマングローブから脱出。ずーっと浜が続く。距離も21kmを超えたので十分である。適当なテン場が見つかったら上陸することにする。しかし海から見るだけではなかなか様子がわからない。うーむ、どこがいいかな。なかなか踏ん切りがつかない。それというのも波が高くなってきたので、接岸したあと場所が悪かったのでまた出艇というのが結構面倒で億劫なのである。

25 sea
浜が続くようになった

 ちょうど1本高い木が生えているのを見つけた。なんとなく良さそうな雰囲気なので上陸することにする。ラッキーなことに木の周りにちょうど良く平らな場所が広がっており、テン場に最適だ。すぐ奥には池が広がっている。ちょっと舐めてみたが塩水だ。うーむ、なかなか良い雰囲気。しかししばらくすると池のそばに小屋があったり、池の向こう側に道路をバイクが走っていたり、結構人の手が入っていることが判明。大自然のど真ん中というわけではないみたい。未開の地と思っていたFloresも意外と人気が多いのである。
 
25 sea black beach
上陸。浜は真っ黒な砂。火山の影響だろう。

28 lake

28A lake
上陸した地点の内陸側に池が広がっていた。

28B lake

29A camp site
テントサイト

29C camp site
素晴らしいくいい天気。

29B camp site
今回最高のロケーションで喜ぶ

29 camp site
ちょっと日が暮れてきた。いい雰囲気

27 battery charger
今回は携帯電話はほとんど圏外でソーラーバッテリーを使う機会はほとんどなかった。

31 sun set
夕暮れも素晴らしい

30 goat
ヤギがウロウロ

本日の航行距離24km

map2_20160827230704237.jpg

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Flores Sea kayak trip インドネシア フロレス島シーカヤック旅行記5

 7月6日、4日目。昨日は楽しみにしていた買い物ができなかったが、その分距離を稼いだのでこれからの行程に余裕ができた。地元の人たちの意見では今日から最終地のRiungまで大きな難所もなく、楽勝のようだ。ちょっと気分的に余裕を持ちながらの出艇となった。
 アドバイス通りにBola岬を直接目指すのではなく、岸沿いに進む。朝はいつも風がなく凪いでいることが多いのだが、今日は西風で逆風だ。これもしばらくの我慢だ。のんびり着実に進む。

01小舟
小舟、こんな小さな船で漁に出る

03漁師
出発後すぐに漁師に出会う

02漁師

 小さな湾、背後に大きな谷がある。湾の奥に近づくに従って風は南よりになってくる。うむ、やはり風は谷の奥から来ているようだ。谷を出たあと放射状に広がっていると思われる。やはり地元民のアドバイスは頼りになる。テントの周りにいつもたむろしていてプリバシーがなく、正直うっとおしいなあと思うこともあるけど、安全のためには大切だ。
 半島の根元から北向きに航路を変針。追い風に乗って快調に進む。岬に近づくにつれ風も弱くなったが、逆にうねりは大きくなってきた。しかし風もないので波も立たないのにうねりだけでゆっくり上下するという、ちょっと変な感だが穏やかな雰囲気になってくる。
 半島の根元にちょっと大きな湾がある。トイレにも行きたくなってきたので寄ってみることにした。実はテントに朝から人がよく来るので、トイレを探すのも一苦労なのだ。特に大は。
 湾の入り口近くの浜に上陸して、トイレの場所を探そうと思っていたらなんと人が歩いていた。すぐにカヤックが見つかったようでこっちに歩いてくる。うっ、トイレは後にするか。話をしてみると、どうも奥の湾に集落があるらしい。確かに家が見える。人数を聞いてみると100軒くらいの集落らしい。小学校もあるそうだ。話しているうちにトイレが我慢できなくなったので、ごめんねトイレに行きたいのでと言ってちょっと離れた岩場で大をする。こんなに自然がいっぱいで人がほとんど済んでいないFlores島で、こんなに毎朝のトイレの場所を心配しないといけないとはちょっと予想外。
 休憩が終わって、Bola岬を目指す。相変わらず天気は穏やかで気持ちが良い。岬も無事に超えた。

04半島そば
半島のそばを進む。

05半島そば

06波
うねりはあるのでたまにデカい波が立つ

07トイレ休憩
トイレ休憩で出会った住民。人口密度は低いはずなのに、人に出会う確率は意外と高い。

08Bola岬
後ろはBola岬。先日のWatumanu岬と違って楽勝。悲壮感なし。

09Bola岬
穏やかな海が続く

10Bola岬

11Bola岬
禿山が荒涼感をかもしだす。でも現実は天国

 木立がなく草も枯れているのか褐色の半島が続く。なかなかワイルドである。岬をそろそろ終わって回り込むもうという地点で、遠くに小島を発見。リーフが隆起してできた小島のようである。小島によるとちょっと遠回りになるが、面白そうなので寄ってみることにする。近づいてみると二つの島だとわかった。大きい方に上陸してみる。サンゴの死骸でできた小さな島だ。島の周りは当然サンゴだらけ。水の透明度も良さそうなので、泳いでみようと思ったけど。小さな島なので、もしちょっとでも流されると戻るのが大変。周りに誰もいないし、リスクがちょっと高いのでここは我慢することにする。

12小島
小島発見!

13小島
上陸。サンゴだけでできた島。波に合わせてサンゴ同士がこすれてカラカラと鳴る。のどかで天国のよう。

14休憩
行動食を取って休憩

15小島
となりに別の小さな島もある。

16サンゴ
試しにカヤックに乗ったままカメラを海に入れて写真を撮ったらきれいな紫色のサンゴがあった。

 小島で休憩をして出艇。東風が出てきたので追い風で快適。うねりも徐々に小さくなりのんびりと進む。細長い湾の沖をショートカットして一気に進む。横断が終わった地点ですでに24km航行した。昨日は6kmくらい予定より多めに進んだので。今日はもう十分だろう。テント場を探しながら海岸沿いを進む。すぐに白浜があって奥にはちょっとした広場がある最適な場所を発見したが、地元の団体が船で遊びに来ている。海で泳いだり、岩から飛び込んだりで、結構大騒ぎしている。これはちょっといただけないな。別の場所にしようと思いさらに進む。しかしそれ以降は海岸はガレ場が続いて平地がない、平地になってもマングローブが広がりテントは厳しい。遠くを見ても山は禿げているのだが岸辺はマングローブが続いており、テン場はなさそうだ。半島の裏側で波が弱いため岸辺にマングローブが発達しているのかも。

17良テン場
最初に見つけた良いテン場。しかし人混みが。。。

18マングローブ
マングローブが続く

19ごろた
ごろたも続く

20岸辺
道も出てきたが、良いテン場は見つからず

 30km漕いだところでやっと平地を発見。しかし集落があるようだ。浜辺に近づいたら人がいたので、この浜でテントを張って泊まってもいいかと聞いてみた。どうぞ、どうぞ、向こうに平らないい場所があるよと親切に教えてくれた。浜に上陸して一安心。ホッとしているとすぐに人が集まってきた。テントを張る準備を始めると、こんなところに寝ないでうちに泊まりなさいと声をかけてくれる。ありがとう、でもここで十分ですよと断る。ご飯の準備を始めると、うちでご飯を食べていけばと声をかけてくれる。みんな親切な人だ。いろいろ話をしてみると、ここの集落には25家族が住んでおり、みんな100年くらい前にMaumereのそばにあるParueという町から移住してきたらしい。農業が主で漁業もするがメインではないらしい。新しい農地の開拓が必要で移住して来たようだ。商店や小中学校は西方へ1kmくらい離れたとなりの集落にあるらしい。全員カトリックだそうだ。集落の名前はメモし忘れてしまった。昨日のRopaといい、Floresの人はみんな人懐こく親切だ。備品を取られたりしないか心配だったが、そんな雰囲気はない。逆に子供達がカヤックとか装備に興味を持って触ったりしようとすると、すぐに大人が注意する。うーむ、ジャワより明らかに子供のしつけが徹底しているような気がする。ジャワ人は子供が何をしようが放ったらかしという親が多いのだ。

21上陸
やっとよい場所を見つけて上陸

22上陸
うしろに集落が広がる

住民
村の人々。貴重な情報源だ

24ラーメン
朝食のラーメン

23テント
今夜もタープを張らないで、満天の星空を楽しみながら寝た。これも今回の旅のいい思い出の一つ。

Bola.jpg
Bola岬周辺の地形

マングローブ
マングローブの範囲

map_20160806182213ed0.jpg

本日の航行距離30km


Flores Sea kayak trip インドネシア フロレス島シーカヤック旅行記4

7月5日、三日目。昨日は岬越えでちょっとビビってしまった。これから毎日同じような状況が続くと、正直しんどいな、最後まで行けるかなとちょっと自信が無くなり始めていた。しかし、今日は地形的に昨日のようなことにはならないだろうと気を持ち直して出発した。
 朝は昨日と同じく風もなく穏やかな状態だ。よし、風のない今のうちに距離を稼いでしまおう。と漕ぎ始める。大きなイベントもなく10時頃に一回浜に上がって休憩する。ここまで1時間45分漕いで7.8km。うーむ意外とペースが上がっていないなあ。休憩地点の浜に、大きなサボテンが生えていた。インドネシアでたまに見かけるサボテンだ。浜は黒い砂浜。Floresは火山が多いので基本的に黒い浜が多いが、サンゴが発達した海岸は白浜になるようだ。黒い浜だと南国気分が出ない。

01穏やかな海

02穏やかな海
穏やかな海。朝はいつもこんな感じ

03穏やかな海palu島
遠くに見えるのがPalu島。サンゴがきれいらしいが、畑もなく貧しいらしい

04休憩
最初の休憩ポイント

06休憩

05サボテン
サボテン

 15分くらい休憩して、出発。今日はちょっと大きな集落に寄って水の買い出しをする予定になっている。事前にGoogle Mapで銀行や商店のありそうな集落をチェックしていたのだ。水以外もひょっとしてビールもあるかな。ちょっと楽しみにしながら漕ぎ進む。
 出発後、徐々に風が出てくる。ほぼ真後ろからの東風なので追い風だ。快調に進む。風が出て波が高くなってきたので、浜には上がらず会場で休憩を取りながら3時間半ほど進んだ頃。風が知らない間に向かい風、西風になっていた。腰も疲れてきたので、そろそろ休憩を取ろうと思いながら進むと、ちょうど桟橋が見えてきた。まわりの浜の波も弱そうなのでちょうど休憩するのに良さそうだ。すでに19km進んだ。買い出しをする予定の町は家がそこそこ集まっているので、海上からもすぐにわかるだろうと思っていたのだが、今までそれらしき町はなかった。そろそろあってもおかしくないのになあ。
 浜で休憩していると、人が集まってきた。その中の一人が浜の東の方を指差して、向こうにワルン(屋台)があるからご飯が食べれるよと教えてくれた。ちょうど昼頃なので昼食を取れる場所を教えてくれたみたいだ。ちょっと距離も離れているし、わざわざワルンで昼飯を取る気にもなれなかったので、行動食を取った後すぐに出発する。浜から波を乗り越えながら出艇する。浜からカヤックに乗ったまま海に出たが、浜で待機しているときに波に押されて、浜に対して徐々に斜めになりひっくり返りそうになった。パドルで支えながらなんとか態勢を整えて出艇した。必死で態勢を整えているのが可笑しいのか、浜にいたおばちゃんが大きな声で笑っている。こっちは必死なんだから笑うことはないだろうとちょっと気分が悪くなった。

07波
浅場では波が立つ

08青い海
青い海。どこでも水はきれい。

09波
あちこちで波が立つ。

10波が立つ

11休憩
第二の休憩ポイント。実はすでに買い出しの町を過ぎていた。

 風はまだ西風だ。この季節は基本的に東風のはずなんだけど、おかしいなあ。まあすぐに元の東風になるだろうと思いながら進む。しかし徐々に西風が強くなってくる。うーむ、予想外の向かい風だ。昨日はうねりに悩まされたが、今日は西風かあ。毎日試練が続くなあ。しょうがないので必死で漕ぐ。
 岸を注意しながら進むが、町らしきものがない。そんな馬鹿な。向かい風でなかなか進まない中、買い出しで何を買おうかなとそれだけを楽しみに漕いでいるのに。29km進んだところですでに午後3時。この頃になると西風は収まったが、今度は東風が強くなる。浜に打ち寄せる波が高くなると上陸地点を探すのに苦労する。しかしまだ町は見えないし、どうしようと迷いながら進んできたが、そろそろ時間も限界だ。ちょうど小さな集落があり波も弱そうな浜があったので、今日はここでやめることにする。

12十字架
岸に立つ十字架。Flores島はキリスト教徒が多い地域だ。元々の住民はほとんどキリスト教のようだ。後から移住してきた人はイスラム教も多い。島のいたるところに十字架や教会がある。ジャワ島とは違う雰囲気。もちろんモスクもある。

115青い海
青い海が続く。

 上陸したところは、集落からちょっと外れた堤防の上。艇から降りて堤防の上に上がると、すぐに人がやってきた。いつものようにカヤックの話や、どこから来たのかとかお決まりの会話をこなした後、大事なことを聞いてみた。ここに食料とか売ってる売店はあるかと。すぐそばにあるとのこと。上陸地点から300mくらい離れたところにPasar(市場)があるようだ。案内してくれるという。一緒に行ってみたら、市場というより単なる広場、周りに掘っ立て小屋が何件か立っているだけ。その小屋の中の一軒に連れて行ってくれた。しかし中に誰もいない。困ったなあと思ったが、案内してくれた人は親切にも周りの人にいろいろ聞いて水を売っている店を探してくれた。50mくらい離れたところに行ってみると、地面にいろんな商品を並べて売っていた。ボトル入りの水もちゃんと売っていた。いやあ、助かった。1.5リットルのボトルを8本購入。そばにジュースを売っている店もあったので、Big Colaとファンタ風の炭酸飲料を購入。早速ファンタ風の蓋を開けて飲んでみたが、蓋が緩くて簡単に開く。飲んでみると味が薄い。ん? ひょっとして空きボトルに別の中身を入れたのでは? 怪しいので捨てた。Big Colaは蓋がちゃんと固く締まっており、味も問題なかった。ジャワ島では、こんな怪しげなことはほとんど経験しなくなったが、ここFloresはまだ危ないな。
 艇に戻ってテント設営など用意をしていると、5、6人地元の人が集まってきた。またいつもの会話が始めるが、西風のことを聞いてみたら、地形が理由らしい。西の方に大きな湾があり、その奥が広い谷になって陸の奥に続いているらしい、風はその谷を下りてくる陸風のようだ。その湾の東側、今日漕いできたあたりは西風になることが多いらしい。なるほど、よくわかった。明日の航路もアドバイスしてくれる。明日はまた半島越えがあるのだが、ここから直接岬を目指すと西風、南風を受けて効率が悪いので、湾の奥を一旦目指して、湾の奥から北の方に半島沿いに進むと、追い風を受けて効率がいいということだ。彼らはいつも手漕ぎの船で漁に出ているから風のことはよく知っているようだ。
 次に、もうひとつの疑問、大きな町はどこにあるのか? 町の名前は知らないので、この近くに銀行のある町はどこ?と聞いてみると、なんとここから東に10kmくらい戻ったところにあると言う。なんと見過ごしてしまっていたことが判明。Google mapで確認した時は、かなり大きな町だったので見逃すことはないと思っていたんだが。。。
 その後もいろいろ話をして、この集落はRopaということがわかった。また明日通過する予定の岬の名前はBola岬、その先はサンゴも多く海も穏やからしい。いやあ、これはいい情報だ。話した人のうちの二人は目の前にある小さなPalu島の人達らしい。仕事のために小舟でやってきたようだ。夜は小舟で泊まるようだ。
 1時間くらい話でも終わる気配がないので、食事の用意をするので、話はまた後でと切り上げたが、遠巻きにまだ僕のことを観察している。うーむ、そのまま食事の用意をして、ご飯を食べた。まるで動物園の動物になった気分だ。6時を過ぎて暗くなってきたら、さすがに皆んな去っていった。やれやれ。
 今日は昨日の反省でタープは張らないでテントのみ。夜空は星で満天だ。すばらしい。しかし、今日はIdul Fitri(断食明け大祭)。そのせいか夜も音楽が流れて、みんな騒いでいる。普通はモスクから一晩中お祈りが流れるんだけど。。。

17ごろた
上陸した岸はごろた。結局、ごろたに上陸したのはこの日だけだった。

13集落
後ろに見えるのが集落。

19集落
この後ろに市場があった。

18住人
住人のみなさん。親切でおしゃべり

15住人

16住人
Simonさん、村のインテリのようだ。電波が通じないのにスマホを持っている。あとでFacebookのお友達になったら、この村でビジネス(投資)をするつもりはないかと尋ねてきた。観光くらいしか思い付かないけど、ここではちょっと厳しいかなあ。

14船
Palu島の人はこの船で寝る

tent1.jpg
後ろに見える島影がPalu島。今度行ってみたい。

tent2.jpg
星空を楽しむには最高のテントと場所

map3wind.jpg
風の様子

map_201607311802407fd.jpg

本日の航行距離29km



プロフィール

pahoehoe

Author:pahoehoe
ブログのタイトルpahoehoeとはハワイ語で滑らかな溶岩を指す。溶岩洞窟の調査で訪れたハワイ島で水飴のように流れる溶岩を見て衝撃を受けた。また、パホエホエという語呂が好きなのでハンドル名によく使用している。
本名:山西敏光
居住地:インドネシア、中部ジャワ州、スマラン市
出身地:広島県広島市
特技:ヒール&トウ
モットー:死ぬ気で遊べ!
家族:妻、子(二人)

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