スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Flores Sea kayak trip インドネシア フロレス島シーカヤック旅行記6

 7月7日、5日目、昨夜は快適なキャンプだった。朝、住民の人たちに見送られて無事に出発、海も穏やか。気持ちよく進んで行く。ここから海岸は南の方に大きく入り組んで湾となっている。海は穏やかで何も問題ないので、ショートカットすることにする。湾を横切った先にあるのは小さな小島、Kinde島だ。この島を目指して漕ぎ進む。

01start.jpg

02start.jpg

03byebye.jpg
たくさんの人が見送りに来てくれた。

04transparensy.jpg
透明度は良好。サンゴがよく見える。

05calm.jpg
穏やかな海

06island.jpg
Kinde島

 島に到着すると、そこそこ大きな船が接岸して浜には結構な人が上がっている。出発点から約5.5km。休憩にはちょっと早いけど気持ちの良さそうな小島なので上陸することにした。
 浜の目の前はサンゴが広がっている。さっそく潜ってみた。今回の旅で初めてまともなサンゴだ。透明度も高く、久しぶりのサンゴを楽しんだ。
 サンゴを楽しんだ後、浜に上がってみると、浜にいた人たちが僕を呼んでいる。近づいてみると、みんなでバーベキューをしているようだ。昨日、今日とIdul Fitri(断食明け大祭)なので近くの集落から家族親戚総出で船に乗ってピクニックに来ているらしい。レバラン休みを外島のリゾートで過ごすことが何度かあるが、Idul Fitriの時は集落からきれいなビーチに多くの人がピクニックに出かけるようだ。Flores島もそうだが、すべてのビーチがきれいなわけではなく、泳いで楽しめるのはかやり限られた場所だけ、こういった特別の日にしか来ないのかもしれない。
 バーベキューを一緒に楽しみながらいろいろ話をしてみると、彼からは皆んな親戚で普段は違う場所に住んでいるが、レバランで帰省してきたいるらしい。集落は昨夜泊まった集落のすぐ隣のようだ。普段はお婆さんと息子の家族だけしか住んでいないらしい。皆んなムスリムなので、元々はどこか他の島から移住してきたのだろう。普段の仕事は警察官や役所、学校の先生といろいろ。完全に町の人たちなので、昨夜の地元住民とは明らかに雰囲気が違う。一眼レフを持った人もおり、ジャワ島の都会人と雰囲気は一緒。

07island sea

08island sea2

09coral.jpg
今回の旅で初めてのまともなサンゴ。

10 big fish
Ikan Simba

11 goat
島にはヤギが放し飼いにされているらしい。禿山で水も餌もないので、水と餌は船で運んでくる。陸で買うより、盗まれたりしないので安全だそうだ。

13 mountan
この山の頂上に、この一帯に最初に入植した人の墓があるらしい。二人の墓があるという話。浜にいた人はバーベキューの前にみんな頂上まで行ったらしい。


14 people
バーベキューの風景


15 black fish
真っ黒な魚、味は美味しいが皮が分厚くて食べにくい

12 nasi
Rapa Rapa、ご飯をバナナの葉?で包んだもの、日持ちがするらしい。

16 small fish
Ikan Kenta


17 lunch
焼き魚をサンバル(辛い調味料)をつけて食べる

18 people
みんなの集合写真

19 boat
この漁船に乗って来たらしい

 気がつくと1時間40分も経っていた。すっかり長居をしてしまった。皆んなもバーベキューが終わったので家に帰ると言う。お礼を言って出発。

20 sea

 枯れて禿げ上がった山々が延々と続く風景。しかし風も弱く、穏やかな航海が続く。

21 sea
サンゴが多いため、ライムグリーンの海が続く。

21A sea
休憩

22 mangrove
マングローブが続く
 
 バーベキューの後さしたるイベントもなく淡々と漕ぎ進む。一箇所真っ白な岸壁が続く場所があった。何だろうと思いながら進む。このあたりの海岸はずっとマングローブが続く。昼過ぎになっても風景は変わらず、昨日の不安が頭を持ち上げてきた。キャンプに適した浜はあるんだろうか?

23 sea
白い岸壁、なんだこりゃ?

24 sea
単調な風景

 昼前頃からいつものように東風が強くなってくる。今日はいつもより北寄りの風。横から吹いてくるのであまり助けにならない。バーベキューで時間をかなり使ってしまったので今日はあまり進めないなと思いながら、浜がないと止まるわけにもいかないので、とにかく進むしかない。
 2時頃にやっとマングローブから脱出。ずーっと浜が続く。距離も21kmを超えたので十分である。適当なテン場が見つかったら上陸することにする。しかし海から見るだけではなかなか様子がわからない。うーむ、どこがいいかな。なかなか踏ん切りがつかない。それというのも波が高くなってきたので、接岸したあと場所が悪かったのでまた出艇というのが結構面倒で億劫なのである。

25 sea
浜が続くようになった

 ちょうど1本高い木が生えているのを見つけた。なんとなく良さそうな雰囲気なので上陸することにする。ラッキーなことに木の周りにちょうど良く平らな場所が広がっており、テン場に最適だ。すぐ奥には池が広がっている。ちょっと舐めてみたが塩水だ。うーむ、なかなか良い雰囲気。しかししばらくすると池のそばに小屋があったり、池の向こう側に道路をバイクが走っていたり、結構人の手が入っていることが判明。大自然のど真ん中というわけではないみたい。未開の地と思っていたFloresも意外と人気が多いのである。
 
25 sea black beach
上陸。浜は真っ黒な砂。火山の影響だろう。

28 lake

28A lake
上陸した地点の内陸側に池が広がっていた。

28B lake

29A camp site
テントサイト

29C camp site
素晴らしいくいい天気。

29B camp site
今回最高のロケーションで喜ぶ

29 camp site
ちょっと日が暮れてきた。いい雰囲気

27 battery charger
今回は携帯電話はほとんど圏外でソーラーバッテリーを使う機会はほとんどなかった。

31 sun set
夕暮れも素晴らしい

30 goat
ヤギがウロウロ

本日の航行距離24km

map2_20160827230704237.jpg

map3_20160827230701d78.jpg








 

スポンサーサイト

Flores Sea kayak trip インドネシア フロレス島シーカヤック旅行記5

 7月6日、4日目。昨日は楽しみにしていた買い物ができなかったが、その分距離を稼いだのでこれからの行程に余裕ができた。地元の人たちの意見では今日から最終地のRiungまで大きな難所もなく、楽勝のようだ。ちょっと気分的に余裕を持ちながらの出艇となった。
 アドバイス通りにBola岬を直接目指すのではなく、岸沿いに進む。朝はいつも風がなく凪いでいることが多いのだが、今日は西風で逆風だ。これもしばらくの我慢だ。のんびり着実に進む。

01小舟
小舟、こんな小さな船で漁に出る

03漁師
出発後すぐに漁師に出会う

02漁師

 小さな湾、背後に大きな谷がある。湾の奥に近づくに従って風は南よりになってくる。うむ、やはり風は谷の奥から来ているようだ。谷を出たあと放射状に広がっていると思われる。やはり地元民のアドバイスは頼りになる。テントの周りにいつもたむろしていてプリバシーがなく、正直うっとおしいなあと思うこともあるけど、安全のためには大切だ。
 半島の根元から北向きに航路を変針。追い風に乗って快調に進む。岬に近づくにつれ風も弱くなったが、逆にうねりは大きくなってきた。しかし風もないので波も立たないのにうねりだけでゆっくり上下するという、ちょっと変な感だが穏やかな雰囲気になってくる。
 半島の根元にちょっと大きな湾がある。トイレにも行きたくなってきたので寄ってみることにした。実はテントに朝から人がよく来るので、トイレを探すのも一苦労なのだ。特に大は。
 湾の入り口近くの浜に上陸して、トイレの場所を探そうと思っていたらなんと人が歩いていた。すぐにカヤックが見つかったようでこっちに歩いてくる。うっ、トイレは後にするか。話をしてみると、どうも奥の湾に集落があるらしい。確かに家が見える。人数を聞いてみると100軒くらいの集落らしい。小学校もあるそうだ。話しているうちにトイレが我慢できなくなったので、ごめんねトイレに行きたいのでと言ってちょっと離れた岩場で大をする。こんなに自然がいっぱいで人がほとんど済んでいないFlores島で、こんなに毎朝のトイレの場所を心配しないといけないとはちょっと予想外。
 休憩が終わって、Bola岬を目指す。相変わらず天気は穏やかで気持ちが良い。岬も無事に超えた。

04半島そば
半島のそばを進む。

05半島そば

06波
うねりはあるのでたまにデカい波が立つ

07トイレ休憩
トイレ休憩で出会った住民。人口密度は低いはずなのに、人に出会う確率は意外と高い。

08Bola岬
後ろはBola岬。先日のWatumanu岬と違って楽勝。悲壮感なし。

09Bola岬
穏やかな海が続く

10Bola岬

11Bola岬
禿山が荒涼感をかもしだす。でも現実は天国

 木立がなく草も枯れているのか褐色の半島が続く。なかなかワイルドである。岬をそろそろ終わって回り込むもうという地点で、遠くに小島を発見。リーフが隆起してできた小島のようである。小島によるとちょっと遠回りになるが、面白そうなので寄ってみることにする。近づいてみると二つの島だとわかった。大きい方に上陸してみる。サンゴの死骸でできた小さな島だ。島の周りは当然サンゴだらけ。水の透明度も良さそうなので、泳いでみようと思ったけど。小さな島なので、もしちょっとでも流されると戻るのが大変。周りに誰もいないし、リスクがちょっと高いのでここは我慢することにする。

12小島
小島発見!

13小島
上陸。サンゴだけでできた島。波に合わせてサンゴ同士がこすれてカラカラと鳴る。のどかで天国のよう。

14休憩
行動食を取って休憩

15小島
となりに別の小さな島もある。

16サンゴ
試しにカヤックに乗ったままカメラを海に入れて写真を撮ったらきれいな紫色のサンゴがあった。

 小島で休憩をして出艇。東風が出てきたので追い風で快適。うねりも徐々に小さくなりのんびりと進む。細長い湾の沖をショートカットして一気に進む。横断が終わった地点ですでに24km航行した。昨日は6kmくらい予定より多めに進んだので。今日はもう十分だろう。テント場を探しながら海岸沿いを進む。すぐに白浜があって奥にはちょっとした広場がある最適な場所を発見したが、地元の団体が船で遊びに来ている。海で泳いだり、岩から飛び込んだりで、結構大騒ぎしている。これはちょっといただけないな。別の場所にしようと思いさらに進む。しかしそれ以降は海岸はガレ場が続いて平地がない、平地になってもマングローブが広がりテントは厳しい。遠くを見ても山は禿げているのだが岸辺はマングローブが続いており、テン場はなさそうだ。半島の裏側で波が弱いため岸辺にマングローブが発達しているのかも。

17良テン場
最初に見つけた良いテン場。しかし人混みが。。。

18マングローブ
マングローブが続く

19ごろた
ごろたも続く

20岸辺
道も出てきたが、良いテン場は見つからず

 30km漕いだところでやっと平地を発見。しかし集落があるようだ。浜辺に近づいたら人がいたので、この浜でテントを張って泊まってもいいかと聞いてみた。どうぞ、どうぞ、向こうに平らないい場所があるよと親切に教えてくれた。浜に上陸して一安心。ホッとしているとすぐに人が集まってきた。テントを張る準備を始めると、こんなところに寝ないでうちに泊まりなさいと声をかけてくれる。ありがとう、でもここで十分ですよと断る。ご飯の準備を始めると、うちでご飯を食べていけばと声をかけてくれる。みんな親切な人だ。いろいろ話をしてみると、ここの集落には25家族が住んでおり、みんな100年くらい前にMaumereのそばにあるParueという町から移住してきたらしい。農業が主で漁業もするがメインではないらしい。新しい農地の開拓が必要で移住して来たようだ。商店や小中学校は西方へ1kmくらい離れたとなりの集落にあるらしい。全員カトリックだそうだ。集落の名前はメモし忘れてしまった。昨日のRopaといい、Floresの人はみんな人懐こく親切だ。備品を取られたりしないか心配だったが、そんな雰囲気はない。逆に子供達がカヤックとか装備に興味を持って触ったりしようとすると、すぐに大人が注意する。うーむ、ジャワより明らかに子供のしつけが徹底しているような気がする。ジャワ人は子供が何をしようが放ったらかしという親が多いのだ。

21上陸
やっとよい場所を見つけて上陸

22上陸
うしろに集落が広がる

住民
村の人々。貴重な情報源だ

24ラーメン
朝食のラーメン

23テント
今夜もタープを張らないで、満天の星空を楽しみながら寝た。これも今回の旅のいい思い出の一つ。

Bola.jpg
Bola岬周辺の地形

マングローブ
マングローブの範囲

map_20160806182213ed0.jpg

本日の航行距離30km


Flores Sea kayak trip インドネシア フロレス島シーカヤック旅行記4

7月5日、三日目。昨日は岬越えでちょっとビビってしまった。これから毎日同じような状況が続くと、正直しんどいな、最後まで行けるかなとちょっと自信が無くなり始めていた。しかし、今日は地形的に昨日のようなことにはならないだろうと気を持ち直して出発した。
 朝は昨日と同じく風もなく穏やかな状態だ。よし、風のない今のうちに距離を稼いでしまおう。と漕ぎ始める。大きなイベントもなく10時頃に一回浜に上がって休憩する。ここまで1時間45分漕いで7.8km。うーむ意外とペースが上がっていないなあ。休憩地点の浜に、大きなサボテンが生えていた。インドネシアでたまに見かけるサボテンだ。浜は黒い砂浜。Floresは火山が多いので基本的に黒い浜が多いが、サンゴが発達した海岸は白浜になるようだ。黒い浜だと南国気分が出ない。

01穏やかな海

02穏やかな海
穏やかな海。朝はいつもこんな感じ

03穏やかな海palu島
遠くに見えるのがPalu島。サンゴがきれいらしいが、畑もなく貧しいらしい

04休憩
最初の休憩ポイント

06休憩

05サボテン
サボテン

 15分くらい休憩して、出発。今日はちょっと大きな集落に寄って水の買い出しをする予定になっている。事前にGoogle Mapで銀行や商店のありそうな集落をチェックしていたのだ。水以外もひょっとしてビールもあるかな。ちょっと楽しみにしながら漕ぎ進む。
 出発後、徐々に風が出てくる。ほぼ真後ろからの東風なので追い風だ。快調に進む。風が出て波が高くなってきたので、浜には上がらず会場で休憩を取りながら3時間半ほど進んだ頃。風が知らない間に向かい風、西風になっていた。腰も疲れてきたので、そろそろ休憩を取ろうと思いながら進むと、ちょうど桟橋が見えてきた。まわりの浜の波も弱そうなのでちょうど休憩するのに良さそうだ。すでに19km進んだ。買い出しをする予定の町は家がそこそこ集まっているので、海上からもすぐにわかるだろうと思っていたのだが、今までそれらしき町はなかった。そろそろあってもおかしくないのになあ。
 浜で休憩していると、人が集まってきた。その中の一人が浜の東の方を指差して、向こうにワルン(屋台)があるからご飯が食べれるよと教えてくれた。ちょうど昼頃なので昼食を取れる場所を教えてくれたみたいだ。ちょっと距離も離れているし、わざわざワルンで昼飯を取る気にもなれなかったので、行動食を取った後すぐに出発する。浜から波を乗り越えながら出艇する。浜からカヤックに乗ったまま海に出たが、浜で待機しているときに波に押されて、浜に対して徐々に斜めになりひっくり返りそうになった。パドルで支えながらなんとか態勢を整えて出艇した。必死で態勢を整えているのが可笑しいのか、浜にいたおばちゃんが大きな声で笑っている。こっちは必死なんだから笑うことはないだろうとちょっと気分が悪くなった。

07波
浅場では波が立つ

08青い海
青い海。どこでも水はきれい。

09波
あちこちで波が立つ。

10波が立つ

11休憩
第二の休憩ポイント。実はすでに買い出しの町を過ぎていた。

 風はまだ西風だ。この季節は基本的に東風のはずなんだけど、おかしいなあ。まあすぐに元の東風になるだろうと思いながら進む。しかし徐々に西風が強くなってくる。うーむ、予想外の向かい風だ。昨日はうねりに悩まされたが、今日は西風かあ。毎日試練が続くなあ。しょうがないので必死で漕ぐ。
 岸を注意しながら進むが、町らしきものがない。そんな馬鹿な。向かい風でなかなか進まない中、買い出しで何を買おうかなとそれだけを楽しみに漕いでいるのに。29km進んだところですでに午後3時。この頃になると西風は収まったが、今度は東風が強くなる。浜に打ち寄せる波が高くなると上陸地点を探すのに苦労する。しかしまだ町は見えないし、どうしようと迷いながら進んできたが、そろそろ時間も限界だ。ちょうど小さな集落があり波も弱そうな浜があったので、今日はここでやめることにする。

12十字架
岸に立つ十字架。Flores島はキリスト教徒が多い地域だ。元々の住民はほとんどキリスト教のようだ。後から移住してきた人はイスラム教も多い。島のいたるところに十字架や教会がある。ジャワ島とは違う雰囲気。もちろんモスクもある。

115青い海
青い海が続く。

 上陸したところは、集落からちょっと外れた堤防の上。艇から降りて堤防の上に上がると、すぐに人がやってきた。いつものようにカヤックの話や、どこから来たのかとかお決まりの会話をこなした後、大事なことを聞いてみた。ここに食料とか売ってる売店はあるかと。すぐそばにあるとのこと。上陸地点から300mくらい離れたところにPasar(市場)があるようだ。案内してくれるという。一緒に行ってみたら、市場というより単なる広場、周りに掘っ立て小屋が何件か立っているだけ。その小屋の中の一軒に連れて行ってくれた。しかし中に誰もいない。困ったなあと思ったが、案内してくれた人は親切にも周りの人にいろいろ聞いて水を売っている店を探してくれた。50mくらい離れたところに行ってみると、地面にいろんな商品を並べて売っていた。ボトル入りの水もちゃんと売っていた。いやあ、助かった。1.5リットルのボトルを8本購入。そばにジュースを売っている店もあったので、Big Colaとファンタ風の炭酸飲料を購入。早速ファンタ風の蓋を開けて飲んでみたが、蓋が緩くて簡単に開く。飲んでみると味が薄い。ん? ひょっとして空きボトルに別の中身を入れたのでは? 怪しいので捨てた。Big Colaは蓋がちゃんと固く締まっており、味も問題なかった。ジャワ島では、こんな怪しげなことはほとんど経験しなくなったが、ここFloresはまだ危ないな。
 艇に戻ってテント設営など用意をしていると、5、6人地元の人が集まってきた。またいつもの会話が始めるが、西風のことを聞いてみたら、地形が理由らしい。西の方に大きな湾があり、その奥が広い谷になって陸の奥に続いているらしい、風はその谷を下りてくる陸風のようだ。その湾の東側、今日漕いできたあたりは西風になることが多いらしい。なるほど、よくわかった。明日の航路もアドバイスしてくれる。明日はまた半島越えがあるのだが、ここから直接岬を目指すと西風、南風を受けて効率が悪いので、湾の奥を一旦目指して、湾の奥から北の方に半島沿いに進むと、追い風を受けて効率がいいということだ。彼らはいつも手漕ぎの船で漁に出ているから風のことはよく知っているようだ。
 次に、もうひとつの疑問、大きな町はどこにあるのか? 町の名前は知らないので、この近くに銀行のある町はどこ?と聞いてみると、なんとここから東に10kmくらい戻ったところにあると言う。なんと見過ごしてしまっていたことが判明。Google mapで確認した時は、かなり大きな町だったので見逃すことはないと思っていたんだが。。。
 その後もいろいろ話をして、この集落はRopaということがわかった。また明日通過する予定の岬の名前はBola岬、その先はサンゴも多く海も穏やからしい。いやあ、これはいい情報だ。話した人のうちの二人は目の前にある小さなPalu島の人達らしい。仕事のために小舟でやってきたようだ。夜は小舟で泊まるようだ。
 1時間くらい話でも終わる気配がないので、食事の用意をするので、話はまた後でと切り上げたが、遠巻きにまだ僕のことを観察している。うーむ、そのまま食事の用意をして、ご飯を食べた。まるで動物園の動物になった気分だ。6時を過ぎて暗くなってきたら、さすがに皆んな去っていった。やれやれ。
 今日は昨日の反省でタープは張らないでテントのみ。夜空は星で満天だ。すばらしい。しかし、今日はIdul Fitri(断食明け大祭)。そのせいか夜も音楽が流れて、みんな騒いでいる。普通はモスクから一晩中お祈りが流れるんだけど。。。

17ごろた
上陸した岸はごろた。結局、ごろたに上陸したのはこの日だけだった。

13集落
後ろに見えるのが集落。

19集落
この後ろに市場があった。

18住人
住人のみなさん。親切でおしゃべり

15住人

16住人
Simonさん、村のインテリのようだ。電波が通じないのにスマホを持っている。あとでFacebookのお友達になったら、この村でビジネス(投資)をするつもりはないかと尋ねてきた。観光くらいしか思い付かないけど、ここではちょっと厳しいかなあ。

14船
Palu島の人はこの船で寝る

tent1.jpg
後ろに見える島影がPalu島。今度行ってみたい。

tent2.jpg
星空を楽しむには最高のテントと場所

map3wind.jpg
風の様子

map_201607311802407fd.jpg

本日の航行距離29km



Flores Sea kayak trip インドネシア フロレス島シーカヤック旅行記3

 7月4日、今日が二日目。昨夜はメッシュテントのおかげで涼しい夜を過ごせた。朝方は寒いくらいで、ウォームアップシーツを使うくらいだった。webの天気情報によると23℃くらいだ。昨夜は8時半くらいに寝て起床は5時半なので、睡眠時間は9時間くらい。睡眠は十分に取ったが、久しぶりのカヤックなので腰が疲れている。肩、腕は問題無し。日が出て明るくなるった6時くらいから朝食の用意をする。朝は基本的にラーメンである。一時帰国の際に調達した日本のカップヌードルの中身だけのやつ。最近これが流行りらしいが、容器がなくコンパクトなのでキャンプには最適だ。
 午後からは風が強くなるのが普通なので早立ちをするつもりだったが、朝食を済ませて荷物を片付けて準備が完了したのが7時45分くらい、2時間弱か、かなり時間がかかった。早速出発。

 朝は風がなく鏡のような穏やかな海。快調に進む。今日は大きな半島越えである。その手前は小さな湾が連続するので、ショートカットして半島の根元まで一気に進むことにする。途中で微妙に左に舵が取られる、というか艇が左に曲がることに気がついた。スケッグの取付のチェックをするのを忘れていたことに気がついた。僕のWisperは初期型のノーマルタイプなのでラダーは付いていない。代わりにスケッグが付いているのだが、左右のガンネルからテープで引っ張って固定するようになっているので、気をつけないと斜めに取り付けてしまうこともある。また緩んでズレることもある。出艇前にはいつもチェックするのだが、今回すっかり忘れてしまった。左に曲がるのでスイープを入れながら漕ぎ進む。

2ラーメン
チキンラーメン

1荷物
荷物。毎日この荷物を出し入れしないといけない。けっこう面倒

3出艇
出艇直前

4穏やかな海
穏やかな海

 すぐに釣船に出会う。おじさんが一人で釣りをしている。何が釣れるのと聞くと魚の名前を教えてくれたがメモを取っていないので忘れてしまった。今回忘れた装備のひとつがメモを取るための防水ノート。最近Samsung Note5を使うようになってからメモを持ち歩かなくなっていたので、つい忘れてしまった。海上でNote5を出すわけにはいかないので、のちのち苦労することになる、というかせっかく地元の人からいろいろ教えてもらっても、メモを取っていないからすぐ忘れてしまうので、記録に残っていないのです。もったいない。

6漁師
こんな手漕ぎの小舟がけっこうたくさん漁に出ている。竿はなく釣り糸のみ

5魚
釣った魚、自分で食べる分だけか

 岸が近づいてきた。途中からうねりが出てきたので波を避けようと思いながら、上陸地を探す。沖にマングローブが生えていてその裏側に小さな集落があるのを発見。船も何隻か止まっている。マングローブが防波堤代わりになって波を遮っているようだ。ちょうど良いのでここで上陸して一休み。出発から7km。
 小さな浜には数件の家がある。どうも裏側の高台にはもっと大きな集落があるようだ。家の外で洗濯しているおばさんがいる。興味深そうにこちらを見ている。多分、シーカヤックを見るのは初めてだろう。興味を持つのは不思議じゃない。おばさんの視線を気にしつつも、行動食を食べながら休憩する。行動食はMaumereで調達したビスケットなどのお菓子。

7休憩
休憩場所

8休憩

9家
家、こんな木の家が一般的

 休憩が終わって再出発。すでにうねりが大きくなっている。大きな半島が突き出ているので、今日のコースは要注意と思っていたが、リーフがいたるところにあり、大きな波が立っている。リーフは複雑に入り組んでいるので、それを避けながら進む。うねりが大きいのでリーフにうねりが入るとドカンと大波になっているようだ。うーむなかなか迫力がある。東風も強くなってきた。岬(Tanjung Watunamu)を大きく沖から回り込むことにする。うねりが大きいせいか、まわりに漁をする小舟がいなくなった。ちょっと寂しい雰囲気。ひとり孤独に漕ぎ進む。浜は大きな波が立っているので上陸もしんどいのでどんどん進むことにする。うねりに乗って上ったり下がったり、船酔いしそうだ。うねりのピッチが大きい。まるで外洋の雰囲気だ。幸い風はそれほど強くなく白波は立っていないので、緊張感はそれほどないが、Floresでこんな海は想像していなかった。陸の山は木立がなく草原が広がっている。うねりもあってワイルドな雰囲気だ。

10再出発

11岬
Tanjung Watumanu、Tanjungはインドネシア語で岬

13岬

12岬を回った
Tanjung Watumanuを回ったところ

14岬

18波
岸壁にぶつかって砕ける波

 休憩もできないので、どんどん進む。小さな湾があるが全部ショートカット。休憩地点から約16kmの地点で半島をちょうど回り込んだ裏側に入る。波が急に低くなる。おお、やっと上陸して休憩ができる。すぐにきれいな白浜を見つけたので上陸。うーむ、白い浜。やっと南国気分になってきた。沖合にサンゴもあったので、ちょっとシュノーケリングをしてみるが、残念ながらサンゴはない。魚もいない。藻だけ。

17休憩
休憩のため上陸

16蛇
海蛇?

 ちょっと休んで出発。本日の航行距離はすでに23km。予定では26kmなので、そろそろ泊まる場所を探さなければ。幸い休憩した浜からすぐそばに同じような白浜を発見。近くでよく見ると小屋らしきものもあり、そのまわりは広場が広がっている。ようし、ここに決定。小屋は誰も使っていないようで荒れている。最初は小屋のそばにしようと思ったが、風情がないので、ちょっと離れた木立の中にテントを張ることにする。大きな木がシェルターのように空を遮ってくれるので日陰になっておりちょうどいい感じ。でも実はこれが後で失敗とわかる。

20浜
念願の白浜

21テント
テント場

 まだ3時前なので、今日は時間がたっぷりある。浜辺で泳いだりのんびり遊んで過ごす。夕方干潮で沖合に岩場が出て来るようになったころ、子供たちがたくさん西の方からやってきた。みんな手に大型ナイフやバケツを持っている。僕にすぐ気がついたようで数人やってくる。カヤックを見つけて興味津々。Maumereからこれに乗ってきたと説明すると、みんな次々に質問してくる。何でできているの? 重さは? 値段は? エンジンはないの? 小学生から中学生くらいのようだ。こちらから逆に浜で何してるのかと聞くと、貝を採っているらしい。食べるのかと聞くと、美味しいよ、だけど今日はあまり採れない。いつもだとバケツにいっぱいになる。らしい。貝の名前も聞いたがメモしていなかったので忘れてしまった。ここから2kmくらい離れた集落に住んでいるようだ。30分くらい話しているとそろそろ夕方になってきたので、食事の準備など始めたいのだが、子供たちが離してくれない。うーむ、面倒だなと思っていると、突然リーダーらしき子供が、貝を取らなきゃ、じゃあさよならと言って、みんな引き上げて行った。おお、助かった。

24子供
子供たち

25貝
子供たちのバケツの中、この貝を採っている

22ヒトデ
23うに
目の前の海で撮った写真。ヒトデとうにだけ

26夕日
海なので夕日がきれい

 食事を済ませてすっかり暗くなった頃、今度はライトを持った大人たちがぞろぞろやってきた。僕に気がつかなかったのか、そのまま海に入っていった。何を採っているのかわからないが、(さっきの貝?)、意外と賑やかなキャンプサイトだ。

 大人たちも帰ったし、夜も更けたので寝ようと思ったのだが、風通しが悪くてテントの中が暑い。寝ていると額から汗が垂れてくる。大きな木の枝が傘のように下まで垂れており、巨大なドームのようになっているので風が通らないようだ。しょうがないのでタープを片側を外してみる。多少風が通るようになったので、なんとか寝ることができた。

テント
タープをたたんだところ、タープがあると風通しが悪くなる。天気がいい時には必要ないな

map2_20160724185603af5.jpg
本日の航行距離26km



Flores Sea kayak trip インドネシア フロレス島シーカヤック旅行記2

7月2日が出発の日。朝6時発のWings Air便でSemarangからDenpasarに移動、すぐ同じくWings Airに乗り換えてMaumereの空港に到着したのは13時半。さて空港からホテルまでどうやっていこうかなと思案していると、なんと空港タクシーの窓口があった。おおいつの間に、5年前に来た時は怪しい白タクしかいなかったと思ったのに、正規タクシーがあるじゃないと思ってホテルまで頼むと料金はRp50,000。まあそんなに高くないな。でもやってきた車は普通のInova、ああ公認白タクと言うわけか。
 さっそくタクシーでホテルPelitaに向かうと10分くらいで到着、えっ、近いとは思っていたがこれ程とは。ちなみにホテルを予約する時は海岸沿いで出艇に便利な所を選んだ。ホテルの予約サイトはTraveloka (がおすすめ、東南アジア専門のローカルサイトで田舎の小さなホテルも掲載しているのが利点。

20160711_163803.jpg

20160702_142517.jpg

20160702_142509.jpg


 ホテルに着くとさっそく食料と水の買い出しに出かける。米やおかずなど主食は実は日本に一時帰国した時にα米やフリーズドライで揃えてしまったので、買い出しは朝食と行動食。あと水は1日3リットルと考えて4日分12リッターを用意した。あとは燃料用のガソリンで準備完了。

20160702_172025.jpg

 7月3日、いよいよ出発の日だ。実は前日にホテルの前の海岸をチェックしたところ、なんと護岸されていて浜がないことが判明。しかしよく見ると護岸壁の下に小は浜があった。まあ出艇だけなら十分かと思っていたのだが、出発の日の朝に見に行くと潮が上がってなんと浜がなくなっていた。ああ、潮汐をチェックするのをすっかり忘れていた。
 幸いホテルの近くに川で護岸が切れているところがあり、そこから出艇することにする。今回の荷物はかなりのボリュームである。特に8日分の食料、4日分の水がきいている。Wisperは細身なのでよく考えて入れていかないといけない。無造作にボンボン入れていくと入りきらなくなる。
 
DSCN3789.jpg
ちょうど護岸に切れ目があったでラッキー。ここから出艇

DSCN3787.jpg

DSCN3786.jpg
出発準備をしていたら集まってきた人たち

 さて準備が済んでいよいよ出艇。波も風も昨日より多少あるが、まったく問題ないレベル。空に雲もなく快適。実は出発直前に読んだじゃかるた新聞に、今年の乾季はラニーニョ現象がの影響で、インドネシアは突発的な豪雨、高波が発生し全国的に荒れるので注意が必要。という記事が載っていたのだ。7月1日から5日が特に危ないらしい。昨日空港からホテルまで乗ったタクシーの運転手に話によると、今年は乾季に入ったはずなのに雨が多い、おとといも激しい雨が降って洪水になったということだ。
 うーう、しかし実際に海を見たところ問題はなさそうだ。久しぶりの綺麗な海。なかなか気持ちいい。Maumere周辺は護岸されているし、あまり気分は乗らないが、水が澄んでいるのがいい。普段見慣れたジャワ海とは大違い。
 しかし、しばらく漕ぐとなんだか腰が痛くなってきた。はていつもはこんなことないんだが、すぐに治るだろうと思い漕ぎ続けるが、どんどん痛くなる。我慢できなくなって6kmくらいのところで上陸。太もも裏と腰のストレッチをする。これがパドリングの際の腰痛を防いでくれると聞いたことがある。

DSCN3803.jpg
DSCN3821.jpg
Maumere周辺の写真

DSCN3822.jpg
最初の休憩ポイント、浜が狭い

 ストレッチが効いたのか、その後はあまり気にならなくなる。Mumereを過ぎてからは大きな街もなく、たまに小さな集落があるくらいだ。海岸は火山の影響か黒い浜が続く。海岸沿いはマングローブがあるが、その上の山にはほとんど木が生えていない。Floresは乾季が3月から11月と長く、その間はほとんど雨が降らないらしい。海岸沿いの低い山は特に乾燥するため、まったく木立のない風景が続く。なかなかワイルドである。
 昼頃から徐々に東風が強くなってくる。乾季はだいたい東風が多い。オーストラリアの高気圧の影響だと聞いたことがある。今回、MaumereからRiung、東から西へというコースを取ったのもこの風を考えてのことである。予定通り追い風を受けて順調に進む。
 12時過ぎに上陸して休憩。黒い浜である。サンゴの白浜という南国の雰囲気ではないなあ。
 出艇後、2時前くらいから東風が北東に変わり徐々に強くなってくる。海岸が北西に向かって伸びているので、波が横から入ってくる。それとともに徐々にうねりも大きくなってきた。うーむ、初日だし、そろそろ上陸するかな。上陸ポイントを探しながら漕ぎ続ける。うねりが大きくなってきたおかげで浜の波が高くなってきた。どこか低いところはないかと探しながら漕いでいくうちに知らない間に航行距離が今日の目標25kmに近づいてきた。小さな岬を回り込んだところで、波が弱くなってきた。小さな浜も見えたので、ここで今日は切り上げよう。一番波が弱そうな浜に徐々に近づくと、マングローブが岸に見えてきた。マングローブが邪魔だなあ。なんとかマングローブの間に隙間を見つけて接近。なんと浜は泥だらけ。うーん、今から引き返すのは面倒だなあ。強引にそのまま上陸。
 さっそくテン場を探す、浜はあるが満潮になると冠水するようだ。ちょと奥にテントが張れる場所を発見。今日はここで決定。
 荷物を運んでテントを立てていると、人が数人やってきた。海岸で何かを取っているみたいだ。おばさんに何を取っているのかと聞いたが知らない単語だったのでよくわからない。遠くから音楽の音も聞こえてきたので集落が近くにあるようだ。道路もそばにありバイクの音も聞こえる。なんかちょっと風情はないがしょうがない。
 テントもタープも無事に設営完了。MSRのメッシュテントは、通常はストックで立てるのだが、今回はパドルで代用。涼しくて快適だ。

DSCN3836.jpg
無木立の山。海岸沿いはこんな山が続く

DSCN3846.jpg
この岬を回り込んだところで上陸。見ての通り浜がなく、あまり上陸に適した雰囲気ではない。

DSCN3852.jpg
泥の浜。右手にはマングローブの林が見える。

20160703_164144.jpg
テン場の様子

20160704_060830.jpg
海のすぐ近く

0207.jpg

本日の航路
航行距離24km
プロフィール

pahoehoe

Author:pahoehoe
ブログのタイトルpahoehoeとはハワイ語で滑らかな溶岩を指す。溶岩洞窟の調査で訪れたハワイ島で水飴のように流れる溶岩を見て衝撃を受けた。また、パホエホエという語呂が好きなのでハンドル名によく使用している。
本名:山西敏光
居住地:インドネシア、中部ジャワ州、スマラン市
出身地:広島県広島市
特技:ヒール&トウ
モットー:死ぬ気で遊べ!
家族:妻、子(二人)

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
FC2カウンター
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。