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山陰でのテレマーク まとめ

この冬はかなりテレマークに入れ込んでいたので、ここでまとめて活動を紹介しようと思います。

ゲレンデスキー
1.大山ホワイトリゾートスキー場
入り口から豪円山エリア、中の原エリア、上の原エリア、国際エリアと大きく四つに分かれていますが、大体いつも四つを順番に移動して、国際で一番長く滑ってお終いという感じ。一人で滑っていると休憩時間が短くなるので半日が限界ですね。いつも午前半日券を買って滑っていました。
今シーズンは雪が少なくて、ガリガリのアイスバーンになることも多く、あまりコンディションは良くなかったです。逆に晴れる日が多かったので日本海の展望は素晴らしかった。
今シーズンは合計8日行きました。

daisen white resort

daisen white resort2
天気が良いと日本海や大山北壁が良く見えて、いい雰囲気のスキー場です。


2.大山鏡ヶ成スキー場
大山の隣にある烏ヶ山のふもとにあるスキー場。この近辺では一番積雪量が多いみたいです。普段は3月末まで営業しているらしいですが、今年は第二週でお終い。リフトが一本しかない非常にこじんまりしたスキー場ですが、半日なら飽きずに滑れます。ここで岡山のテレマーカーと知り合いになりました。65歳くらいのおじいさんですが、元気にガンガン滑ってました。一緒にずっと滑っていたので、いろいろ山陰の情報を聞けてためになりましたね。
営業終了後もまだ雪は残っていたので、二回くらい行ったのですが、そこでいつも真庭市のお爺さんスキーヤーと一緒になりました。70歳くらいの人ですが、ゲレンデスキーで横歩き、V字登り、斜め登りを駆使して斜面を登っていました。すごい体力です。
スキーが大好きで、営業終了後も雪が完全になくなるまで滑りに来るそうです。

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子供と一緒に雪洞堀り

3.花見山スキー場
鳥取県日南町のスキー場です。ここもリフトは二本しかない小さなスキー場ですが、二本目のリフトが長くて、ホワイトロングコースは2.5㎞の滑走距離があります。別に40度近い斜面のコースもあり、小さいけど変化に富んで面白いスキー場です。圧政つしていないコースもいくつかあって楽しいです。難点は雪が少なくてたまにしか営業していないこと。僕が言ったのは1月27日で、たまたま大雪の直後だったので、山陰とは思えないフカフカの新雪が楽しめました。ただし午前中の1,2時間だけで、後は重い深雪で大変なことになりました。

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圧雪していないコースが結構あります。雪が軽いうちは楽しかったけど、重くなってからは大変でした。

4.奥大山スキー場
大山の南にあるスキー場。リフトが二本しかない小さなスキー場ですが、そこそこ距離があるので半日なら楽しめると思いますが、行ったのはちょうど2月の連休で結構混んでおりリフト待ちが長くてダメでした。家族が島根に遊びに来ていたので、大山ホワイトリゾートに行くつもりだったのですが、駐車場ですでに大渋滞。急遽こちらに変更しました。

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山スキー
1.擬宝珠山 - ぎぼしやま:標高1,110m
鏡ヶ成スキー場の南側に控える山です。スキー場で滑った後にちょっと寄り道をして、久しぶりのオフゲレンデ。気が密集しておりコース選定が難しいです。重い湿雪で何度も転びながらの滑降となりました。

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2.三国山 - みくにやま:標高1,251m
鳥取県と岡山県の県境にある山です。岡山側の山麓に恩原スキー場があり、そこから山頂を目指しました。スキー場はすでに閉鎖されていたのですが、前日からかなりの降雪があり、ゲレンデにはたっぷり新雪があり十分に営業できる状態でした。恩原スキー場の上部の尾根上に牧草地が広がり、滑降にはちょうどいいかなと思っていたのですが、斜度が不足しており、あまり滑りは楽しめませんでした。それ以上に悲惨だったのは、登っている途中で天候が悪化して、雷がゴロゴロ鳴り出したことです。風雪も激しくなり、途中で下山です。滑りは重い新雪でダメでした。クロカンのハイキングには丁度いいかもしれないですね。

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なだらかな尾根

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恩原スキー場

3.大山振子沢
3月下旬にそろそろ雪も落ち着いたかなと思い、大山の南面の振子沢に行ってきました。しかし今回も天候悪化で途中で断念でした。また今年は雪が少ないためか、すでに落石が多く転がっており、何度もガリガリと乗り上げてしまって精神衛生上よろしくなかったです。雪も重い湿雪でターンも辛く、まったく楽しめませんでした。しかし累積標高が1200mくらいあり、久々の本格ツアーでした。

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振子沢登りの途中。

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地獄谷と振子沢の出会いにある駒鳥避難小屋。吹雪を避けることが出来て助かりました。

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地獄谷から登り返して鳥越峠についたところ

4.大山キリン峠
振子沢に入る前の手前の峠ですが、峠直下に雪面が細長く広がっており、落石も少なくてちょうどより斜面です。雪も結構深くて4月下旬まで滑れました。結構気に入って合計で4回も行くことになりました。マイゲレンデですね。一回だけ峠直下の尾根まで上がりましたが、激ヤセ尾根でかなり迫力があります。アイゼン、ピッケルがないので峠は断念しましたが、かなり高度感があって楽しそうです。4月後半になると下部の樹林帯の雪が少なくなり、完全に藪漕ぎスキーとなりました。

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キリン峠直下の沢。プライベートゲレンデです。真庭市のスキーヤーはここにも来ていました。

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キリン峠下の尾根。かなり高度感あります。

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キリン峠、鳥越峠のふもとにある健康の森。藪スキーです。

5.大山元谷
4月下旬に行ったのですが、雪はあったのですが、落石だらけでまともに滑ることはできませんでした。おまけに靴のソールが剥がれてしまいました。初めて北壁のそばまで行ったのですが、迫力満点ですね。やはり大山はアルペンの雰囲気満点で中国山地の山の中では別格の存在です。

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落石で埋まっています。

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唯一滑ることのできた沢。元谷避難小屋の前の沢の上部です。

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スカルパ・エクスプレッソのソールが剥がれた。

結局、ゲレンデも山も合わせると25日も今シーズンは滑ってますね。今までの人生の中でこれだけ集中してスキーをしたのは初めてです。おかげで結構、滑れるようになりました。昔の感覚を忘れたので、まったく新しく滑りを確立したような感じです。

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復活!テレマークスキー

ご無沙汰しています。
インドネシアに引っ越したのをきっかけに始めたブログも、10年という長き滞在でマンネリ化してしまい、まったく更新しなくなっておりましたが、ついに復活です。

最後の記事は2016年のFlores島のシーカヤックでしたが、それ以降のビッグイベントは、まとめると以下のような感じです。

1.2017年12月、ついに日本に本帰国。
  インドネシアの現地会社が売却となった関係で、ついに本帰国となりました。

2.2018年1月、プータローとなる。
  元の日本の会社に戻ったのですが、会社に言われるがまま、全く違う仕事をすることに疑問を感じ退職(早期定年退職です)。インドネシアの生活が長すぎたためか、まったくやめることに違和感はなかったです。

3.2018年5月、プータローが終了。
  しばらくはのんびりしながら職探しをしようかと、シンガポール、マレーシア、中国の知り合い経由で就職活動をするうちに、たまたま松江で面白そうな仕事を見つけて就職。単身赴任生活が始まります。ちなみに息子は4月からつくばの学校で寮生活。妻と娘は東京暮らしと、一家ばらばら状態です。

以上がここ3年間の大きな変化の説明ですが、その中で一番大きなことは「テレマークスキーの復活」です。実はインドネシアに行く前の活動は、年間を通して洞窟をメインにするも、それと並行して夏はシーカヤック、冬は(本当は春かな)テレマークスキーをやってました。普通の精神の人間なので洞窟だけでは、心の「陰」と「陽」のバランスが取れなくなるからだと自分では思っていたのですが、開放的なカヤックやテレマークも大きな趣味だったのです。
 しかし、15年ほど前に山で膝を壊してからテレマークが出来なくなり(駅の階段も上がれないくらいひどかった)、その後、南国のインドネシアに行ってしまったこともあり、もう二度とテレマークは出来んだろうなと思っていました。

 しかし、今シーズンついに14年ぶりに復活です。これは自分にとっては一大事件です。仕事が変わったことより重要かも。
復活したきっかけは色々な偶然の重なりです。
1.白馬のウッディーハートに泊まったこと
  2018年3月に白馬村落倉の宿、ウッディーハートにたまたま泊まったら、宿の主人はテレマーカーだと判明。2019年1月にまた泊まって、古いテレマーク機材を安く譲ってもらいました。復活できるかどうか保証がないのに新品を買う勇気はなかったので、感謝しています。

2.松江に単身赴任になったこと
  松江のアパートから車で40分くらいで大山のスキー場に着きます。単身赴任で時間がたっぷりあるので、今シーズンは毎週末テレマークスキーが出来ました。松江に来なければ復活はなかったかも。

3.14年間の自転車で足の筋肉を鍛えられることで膝の負担が減って、テレマークが出来るくらい回復していたこと
  膝が壊れていた時は、調子が良くてもスキーに行くと膝がボロボロ、それを毎回繰り返して、歩くこともしんどいくらい悪化したので、もう登山もテレマークもだめだなと思っていたら、膝の専門医から自転車で筋肉を鍛えるしかないとアドバイス。インドネシアで地道に乗っていたおかげか、テレマークでもなんともないくらいに回復していました。自転車も重要なポイントです。

大山やほかの近場のスキー場で練習を始めたのですが、14年間やってないと全く滑りを忘れており、どうやって滑ってたのか全く分からない状態です。本やYoutubeの映像を頼りに一人で練習をしたのですが、なかなかまともに滑れません。途中でK2のBackUpという現代風の太い板を中古で入手したのがまずかったのかも。太板と言ってもセンター82㎜なので、いまでは標準的なオールラウンダーモデルのはずですが、靴のセンターからエッジまでの距離の違和感がいつまでたっても消えず、またサイドカーブもそこそこあって、板が勝手に回る違和感もなじめず、ちょっと絶望的になっていたのです。
 ところが2月後半に試しにウッディーハートでもらった細板のTuaに、これまた17年以上も前の革靴Scarpa Expressoを久しぶりに履いてみると、なんと足元が軽くてヒラヒラと滑れる。おお、この感覚! 昔の感覚が戻った瞬間でした。1月の初めはTuaをT2で履いていたのですが、テレマークの滑りそのものが掴めておらず、この感覚が分からなかったようです。慣れてくるとTuaはちょっと硬めでゲレンデではちょうどいい感じ。Backupのダンプのような重い感覚は全くないです。

 それからは、毎週、細革で練習開始。太板では半日滑れば腿がパンパンで限界だったのが、余裕で滑れるようになりました。しかし、調子が出てきたところで運が悪いことに今年の山陰は記録的な少雪のため3月第一週でゲレンデは閉鎖。その後は大山の沢に入って山スキーを毎週繰り返しました。しかしここも少雪で満足な滑りは出来ず。あえなく終了となったのです。

 残念だなあと思っていたところ、立山のまほろば倶楽部のツアーをネットで発見。おまけに細革ステップツアーじゃないですか、6月7~9日のツアーに応募して、20年ぶりくらいに立山を滑って感激。いい気持でシーズンを終了できました。

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中古のスキーTua Helium とテレマークブーツ Scarpa T2

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復活したScarpa Expresso

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いつも通ってた大山ホワイトリゾート豪円山ゲレンデ

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大山ホワイトリゾート中の原ゲレンデ

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大山北壁(きたかべ)が良く見える

6月7~9日の立山まほろば倶楽部の細革ステップツアー
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こちらはビデオ。
まほろば倶楽部6月7~9日立山細革ツアー

Flores Sea kayak trip インドネシア フロレス島シーカヤック旅行記9

久しぶりに自分のブログを見てみたら、Floresのツアーの記事が尻切れトンボで終わっているのに気が付きました。最終日の記載がないのです。記録としてもまずいので、すでに3年前のことになりますが、思い出しながら書きます。

7月10日、8日目。いよいよ今日が最後の日だ。昨夜は天気も回復し静かでゆったりと過ごすことができた。Bintangもたっぷりあったし、いい夜だった。朝食後、海でゆったり泳ぐ。昨日は海が荒れた直後だったので、濁っていたが今日は透明度がちょっと上がっている。晴れて日光もたっぷりなので水中も良く見える。

01テント

02ビーチ

03サンゴ

04ニモ

04魚

Pulau Tigaで宿泊して向かいの港町Riungまで漕いだらお終いなので朝はのんびり過ごす。昼前くらいに撤収して、Riungに向けて漕ぎ始めたところ、沖から一隻の船がこちらに向かってくる。Pulau Tigaに来る観光客だろうなあと思いながらそばを漕いでいると、いきなり船上から「Toshi!」と声を掛けられる。一瞬昨日のPeterがまた戻ってきたのかなと思いながら船上の人を良く見ると、なんとSemarangの友人Danielではないか。お互いびっくりしながら、話を始めたところ、Danielは家族と一緒にFloresを旅行中で、今日はこの島に来たらしい。そう言えば休みの前にFloresに行くような話が出ていたような気もする。

一旦はRuangに向かって出発したけど、せっかくDanielと会えたので、いっしょに浜で遊ぶことにした。

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右がDaniel。いっしょにシュノーケリングをした後の写真。ちなみに彼はイングランド出身

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カヤックに乗せてあげた。荷物が入ったままなのでかなり重そう。

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遊んだ後はバーベキュー。昨日もPeterにご馳走になった。二日連続で感謝。
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お腹がいっぱいになったので、先にRuangに移動する。
ちなみに、Ruangで泊まるホテルもDanielと同じだった。偶然が重なる。

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本日の航行距離は8.3㎞

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これはRuangの街の中

ruang hotel
Hotelです。

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夜はDanielと一緒にディナー。ほかの人はたまたま知り合った旅行者。いろんな話が出て盛り上がった。

これで無事にシーカヤックツアーは終了。後は、陸路と空路でSemarangに戻るだけ。

今年は異常気象で、天気が荒れる日もあったけど、何とか無事に目標を達成することが出来た。
インドネシアの海は素晴らしいです。いつかまた遊びに来たいなあ。



Flores Sea kayak trip インドネシア フロレス島シーカヤック旅行記8

 7月9日、7日目、朝になっても雨は止まない。昨夜は夜中にテントの修復を行いあまり熟睡ができなかったので、うだうだとテントの中で過ごす。しかし、朝7時頃に早くも子供達が3人やってきた。しょうがないので食事の用意をしながらおしゃべりをする。三人のうち二人はここの集落に住んでいるが、一人は歩いて30分くらい離れているところに住んでいるらしい。うーむ、わざわざ僕に会いに来てくれたのだろうか? 三人とも集落にある小学校に通っているようだ。宗教は二人はカトリック、一人はイスラム、三人とも親戚らしいが宗教は違うらしい。Floresの人はみんな親切だねと、こちらから話題を振ってみると、女の子が、親切だけど最近泥棒が増えて危ないよと教えてくれる。こんな田舎でも治安が悪化しているらしい。しかし、全く恥ずかしがることもなく、積極的に話をしてくる。こういう積極的なコミュニケーションが小さい子もちゃんとできるのがインドネシア人の長所の一つだなと改めて感じる。

 ご飯ができたので、子供達には悪いけど一人朝食を取る。子供達に聞いてみると、まだ朝食は取っていないらしい。10時頃だという。えらく遅いなあ。インドネシア人は食事の時間が適当なことが多いが、なんでだろう? お腹が空いでいる雰囲気なので、あまっている食料、インスタントのミーを分けてあげた。するとなんとそのまま袋から取り出し、粉末スープを麺にかけてボリボリと食べ始めた。うーむ、僕も正直、小さい頃はお腹が空いた時はインスタントラーメンをそのまま食べたこともあったなあと、昔を思い出した。

 朝食を食べ終わった頃から、雨が小降りになり、すぐにやんだ。しかし海は波が高く、ちょっと出艇は遠慮したい雰囲気。しょうがないので、子供達とおしゃべりを続けた。
 9時頃になると雨も上がって、子供達も僕とのおしゃべりに飽きたようで、バイバイと言って帰って行った。

01荒れる海
荒れる海

02荒れる海

03テン場
テン場。裏の林の向こうに集落がある

04テン場
テン場

05子供達
子供達

06荒れる海

子供達もいなくなって暇になったので、周辺の探検に出かけた。すると浜を西に500mくらい進むと、なんと宿泊施設を発見。バンガローもあり、ちょっとしたリゾート風だが、かなり質素な雰囲気。外人の宿泊客もいるようだ。こんなに天気が荒れるが分かっていればここに止まっても良かったかも。

07A リゾート
リゾートの看板「Eco Eden Flores」という名前

07リゾート
リゾートの写真。バラックにしか見えないけど、宿泊施設。

偵察中に海の状態を観察してみると、テン場の近くの浜は波が高いけど、それ以外はあまり波がないことがが分かった。出艇さえなんとかクリアできたらあとはなんとかなりそうな雰囲気。テントに集まってきた大人たちに聞いてみても、すぐにPulau Tuju belasになるので、島に囲まれた内側は波がなくて穏やかだとみんな言う。この浜も飽きたので出発することにした。

出発の準備をしていると村からどんどん人が集まってくる。こんな波に出て大丈夫なのかと心配そうに見守る住民たち。その中に、昨日のSyukur爺さんもやってきた。さっき探検途中に爺さんの家に寄ってビンタンも仕入れてきたのだ。
準備が出来たので出発することにする。波が高いので、弱くなった瞬間に合わせて出艇しようと波打ち際にカヤックに乗ったまま待機しようとしたら、村人はカヤックが砂浜に取られて前に進めないのだと勘違いしたのか、みんなで一斉に押し始めた。おいおい、波のタイミングを見ていたのに、止めてくれと頼んだ時はすでにタイミングが遅く、かなり前に出てしまった。しょうがない前進あるのみ。ブレークする波に負けないように必死にパドリングして前進する。おおデカい波が前から来た。頭から波をかぶりながら、波に負けないように前傾姿勢を保ちながらなんとか突破。すると浜の人たちがオーと歓声を上げて喜んでいる。パドルを上げてそれに答える。3回波を越えてやっと沖に出た。浜を振り返る余裕ができた。パドルを振ってみんなに挨拶。歓声が上がる。なんだかヒーローになった気分。ここまで声援を受けながら出艇したのは、生まれて初めての経験かも。ニンマリと笑顔が出る。
 しかしデッキを見ると、なんとポンプが無くなっているではないか。ああ、波に持って行かれたみたい。出発時にはコードで抑えるだけではなく、流されないようにコードを穴に通したりしたんだけど、ポンプだけ通し忘れたみたい。

08見送り住民
住民たち。ちょうど真ん中に立っている白髪の人がSyukur爺さん。

09記念撮影

さて、ポンプを失うという失敗もあったけど、無事に出艇も成功。沖に出ればウネリでたまに波がブレークするけど、まあ心配のない状況。のんびりPulau Tuju belasを目指す。

浜からPulau Tuju belas はすぐの距離だった。
島が帯状に並んでおり、その内側に入ると全く波がなくなる。静かな海。今日の目的地は17個ある島の中でPulau Tigaと呼ばれている島。きれいな白浜が売りの島で、観光客に人気だ。ただ無人島で宿泊施設もカフェも何もない。4年前に一度Floresにきた時にも寄った島で、白浜とサンゴが綺麗だったのが記憶にある。

さて、島に上陸して早速サンゴを楽しもうとひと泳ぎしてみる。
しかし、海が荒れていたためか海水が濁っており、透明度が低い。おまけにまだ曇り空で太陽光線が弱く、サンゴが映えない。ちょっと泳いでやめてしまった。
浜には何隻もボートが停泊しており、観光客がたくさん来ていた。その中でバーベキューを楽しんでいたグループから一緒に食べないかと声をかけられた。どうもJakartaやYogyakartaから来た若者で、現地で知り合ってボートを相乗りでチャーターしてやってきたようだ。その中にPeterという名前のオーストラリア人がいた。僕のカヤックについて質問が始まり、一通りに自己紹介をした後は彼の番、すでに60歳近く、仕事は防音室の内装工事、半分リタイアしており金が欲しいときだけ働くようだ。後は世界中を旅して回っているらしい。インドネシアは特に好きですでに20回くらい旅行している。Floresはお気に入りの島だそうだ。カヤックに乗っているのなら是非行ってみたらいいと教えられたのはSulawesi島の南東にあるButon島とMuna島の間にある狭い海峡。距離は300kmくらいで狭い海峡が続くらしい。サンゴも豊富でとても綺麗な海岸が続くらしい。Peterは昔ヨットでこの海峡を通過したことがあり、その時の体験したようだ。ヨットレースはオーストラリアのDarwinからインドネシアのAmbonまでで、レースが終わった後、Butonに寄ったらしい。こんどカヤックで是非行くことを勧めると言われた。なるほど、よし次の旅はここにしようとすでに僕も興味深々。

他にも観光客は結構来ていた。その中のあるグループの船長らしき人が、僕に向かって、今朝出発する時にポンプを落としただろうと言ってきた。どうも浜で見送りしていた人の一人らしい。僕の出発後ポンプが浜に打ち上げられたらしい。なんとも奇遇だ。

夕方Peterたちが帰ると島には誰もいなくなり、静かな夜を迎えた。昨日の雨とは違ってきわめて快適。ビンタンも買い出ししており、朝まで静かな夜を楽しんだ。

09A 最初の島
Pulau Tuju belasの島の一つ。Nusa Wire

10 17 island
Pulau Tuju Belas 17の島が横に綺麗にならんでいる。

11 島の浜
キャンプしたのは真ん中にある島。Pulau Tiga。これは外洋側の浜

12島の浜
Pulau Tigaの浜。これは内海側の浜。

14A島の浜

14島の浜

15A サンゴ
サンゴ

15 peter
Peterとその仲間たち。

16 peter

17 goodby peter
船で対岸の町Riungに戻るPeterたち

18 camp
誰もいなくなった島でのキャンプ

19 camp
椅子があったのが最高に快適だった。

20 camp

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本日の航行距離8km

Flores Sea kayak trip インドネシア フロレス島シーカヤック旅行記7

 7月8日、6日目、昨夜は久々の人気のない静かなキャンプで十分休養が取れた。人目を気にすることがない時間も必要である。朝のトイレも問題無し。

01朝のキャンプ

 朝はいつものように穏やかな海。しかし天気はあまり良くなく雲が広がっている。この季節、Flores島は完全な乾季で雨が降ることはまずないのだが、今年は天候不順で雨がたまに降るらしい。天気がこれ以上悪くならないことを祈りながら進んでいく。

02出発
出発の直前

03穏やかな天気
波がない穏やかな海

04穏やかな天気
曇りがち

05穏やかな海


 今日を入れて残り3日間あるが、最終目的地のRiungまで残りの距離は約45km。これまで少なくとも一日で25kmは漕いでいるので、楽勝である。実はもともと最終日はRiungの沖にあるPulau 17 というサンゴの島でゆっくり過ごそうという計画だったが、ほぼ一日余裕ができたので、二日間島で過ごすことに決めた。そのためには今日はできるだけ距離を稼いでおきたい。
 浜が続き単調な景色が続く。途中、久しぶりにちゃんとした港のある町の沖を通過した。沖に大型船も泊まっており今までと雰囲気が違う。

06岸の様子
今日は単調な海岸が続く

07休憩

08休憩
途中で浜に上陸して休憩。今日は風も波もなく、上陸も楽勝。

09波
でも気をつけないと波が立つ場所はある。

10曇り
天気は良くない

12禿山バック

11禿山
岸辺に山が迫ってきて、雰囲気が変わってきた。曇りで暗い雰囲気。

13上陸
また上陸して休憩

 朝出発後、かなり長い間(約18km)単調な浜が続いていたが、途中からマングローブに変わった。うーむ、これからテン場を探そうかという頃になってマングローブはちょっと嫌な展開。マングローブ林がずっと続くが、所々切り開いてある場所がある。奥を覗いてみると、マングローブの林の裏は畑が広がっているようで、開拓が進んでいるみたいだ。最悪、ここに上陸すればいいかなと思いながら進む。
 さらにマングローブ林を進んでいくと、キーキーという声が林の方から聞こえる。フルーツバットだ。群れになって空を飛んでいく。すごい迫力。マングローブに住んでいるのだろうか。これまで何度かマングローブ林のそばを通ってきたけど、フルーツバットの群生は初めて出会った。この地域特有なのかもしれない。

14マングローブ

15フルーツバット
フルーツバット

16フルーツバット

17フルーツバット

17フルーツバット
フルーツバットが群れをなして飛んでいく

そろそろ今夜の泊まる場所を探さないといけない。マングローブ林が終わり小さな岬を見つけたので、上陸してみることにする。

18休憩

19休憩

見晴らしのいい丘になっている。
気持ちが良さそうな場所だが、今夜、もし雨が降れば吹きっさらしになりそうなので、ここは辞めることにする。

20岸辺

さらに進んでいくとすぐに集落のそばにちょうどいい浜があるのを見つけた。集落には店があるかもしれない。買い出しにもちょうどいいので、さっそく上陸してみる。
浜辺から集落まで50〜100mくらいの距離があり、プライバシーも確保できてテン場には最適な雰囲気。今日はここに泊まることにした。
空き地には畑もあるようなので、一応近くの家まで行ってテン泊の許可をもらいに行くことにする。一番近くの民家の人に尋ねたら、問題ないとのこと。良かった。まあ、断られる可能性は非常に低いんだけど。
ついでに集落を散策してみることにする。家はFloresの漁村によくある簡素な木造の家だが、家ごとに区画がはっきり分かれており、庭が広くて整っている。なんか変に立派な雰囲気。
街のはずれに小さな商店を見つけたので、ちょっとした買い出しをした。ビールも無事に購入。Floresはビールの入手が容易なのが助かる。

さて、テントも張ったのでゆっくり休もうかと思ったら、いつものように子供達が集まってきた。子供達と話をしていると次は大人がやってくる。うーむいつもこんな感じだ。
今回は珍しく、おじいさんがやってきた。どうも僕がテントを立てた場所の持ち主のようだ。名前はSyukur。今夜は雨が降るかもしれないので、自分の家で泊まれと熱心に誘ってくれる。テントで問題ないと断ったが、心配してくれているようだ。

しかし、夜中に本当に雨が降ってきた。風も強くなり横殴りの雨だ。雨の中そののまま寝ていると、深夜になって、なんと突然テントの引き綱のペグが抜けてテントが潰れてしまった。しょうがないので夜中に雨の中、修復作業を行う。砂地なのでペグが抜けやすいのだ。ブッシュを利用してなんとかペグが抜けないようにした。ロープでテンションをかけないと自立しない家型テントの欠点はこれだ。砂地でのテントが多い時は何か方策を考えておいたほうがいいな。

21上陸
浜に上陸

22ビンタン
ビンタンを入手

23子供達

24子供達海岸
子供達

25夜の雨
夜中に雨が降ってきた。

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本日の航行距離38.4km

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プロフィール

pahoehoe

Author:pahoehoe
ブログのタイトルpahoehoeとはハワイ語で滑らかな溶岩を指す。溶岩洞窟の調査で訪れたハワイ島で水飴のように流れる溶岩を見て衝撃を受けた。また、パホエホエという語呂が好きなのでハンドル名によく使用している。
本名:山西敏光
居住地:島根県松江市
出身地:広島県広島市
特技:ドジョウすくい
モットー:死ぬ気で遊べ!
家族:妻、子(二人)

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